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歌舞伎界の“黄金世代”眞秀くんと同じ4歳の6代目亀三郎の愛くるしい初舞台姿もお見逃しなく

スポーツ報知 5/14(日) 16:02配信

 歌舞伎俳優・坂東亀三郎改め9代目坂東彦三郎(40)の長男・侑汰(ゆうた)くん(4)が東京・歌舞伎座「團菊祭」(27日まで)の「壽曽我対面」(夜の部)で6代目亀三郎を名乗り初舞台を踏んでいる。昼の部では女優・寺島しのぶ(44)の長男・寺嶋眞秀(まほろ)くん(4)が初お目見えし話題を呼んでいるが、亀三郎の愛くるしい演技にも「かわいい」の声が連発。堂々の口上も披露しており注目を集めそうだ。

【写真】曽我五郎時致を演じる坂東彦三郎

 亀三郎は彦三郎の叔父・河原崎権十郎(63)と手をつなぎ花道から登場。時折観客席をキョロキョロと見回す場面もあるが、大きな声のセリフと、舞台中央で父が演じる曽我五郎時致の雄姿をジッと見つめる姿は立派なもの。彦三郎も「落ち着きはないけど、4歳の小僧が舞台に出るだけですごいこと。今の心配は健康面だけ。楽しんでいるみたいなので、歌舞伎を嫌いにならないで欲しい」と目を細める。

 舞台度胸もあるが、取材にも物おじしない。歌舞伎が好き? の質問には「楽しいんだけど疲れる~」。父が「疲れてないでしょ」とフォローしようとすると「お父さんしゃべらないで、僕の番だから!」とさえぎった。化粧が大変かどうか聞かれれば「見せてあげる」と自ら化粧道具を取り出し記者の目の前に。匂いをかぐよう促すなどサービス精神もたっぷり? だ。彦三郎は「幼稚園でも自分でみた芝居をアレンジして、歌舞伎ごっこをしているみたい。稽古のことは厳しくしてるけど、父親としては甘いかな」と笑顔で語った。

 眞秀くんのほか、市川海老蔵の長男・堀越勸玄くん(4)も同学年。学年は1つ下だが、中村勘九郎(35)の二男・中村長三郎(3)、尾上菊之助の長男・寺嶋和史くん(3)は同じ2013年生まれと、大名跡の子供がそろう“黄金世代”。彦三郎は「戦うのは大変だと思うけど、仲間が多いのは絶対に力になると思う。切磋琢磨(せっさたくま)して欲しい」と期待を寄せている。

 彦三郎自身にとっても、今回は父(坂東彦三郎改め初代坂東楽善)の名前の襲名披露となる大事な興行。「いつかは、とは思ってましたが、先代が亡くなってからの襲名が多いから、生きているうちに(彦三郎の名前を)譲るよっていうのはビックリしました。すごく自然に譲ってくれた。父が生きてるうちに継がせてもらえるありがたさは感じてます」と感謝の思いでいっぱいだ。

 「今回、力は入っているけど、思ったより違和感が全然ないというか、平常心でいられてます。彦三郎になったからこうする、というのではなく、目の前のことを当たり前にやることが大事。歌舞伎を支えるというか、歌舞伎になくてはならない、必要な人になりたいと思っています」と意気込みを語った。(記者コラム・土屋 孝裕)

最終更新:5/16(火) 16:17

スポーツ報知