ここから本文です

バットを変えて決勝打 阪神・福留、チームの貯金10に

朝日新聞デジタル 5/14(日) 19:12配信

(14日、阪神4―2DeNA)

 勝ち越しの数を今季最多の「10」に乗せる打球が、一、二塁間を破った。同点の九回無死一、二塁で、阪神の福留が右前適時打。大和の生還を見届けると、何度も両手をたたいた。

 この場面、左打者の頭の中は「最低でも走者を進める」。併殺打や三振は避けたい。2球目の外角速球には、ぴくりとも反応しなかった。進塁打になりやすい引っ張れる球を待った。3球目。133キロの変化球を仕留めた。

 九回だけ、「気分転換」で、バットを変えた。それまでの3打席は、長年愛用する長距離打者向けの白いバットを使ったが、凡退していた。第4打席は焦げ茶色のバットを手に取った。少し短い分、コンパクトに振り抜け、引っ張ってもファウルになりにくい。「状況を考えながら打席に入っている」。40歳の知恵と経験が生きた決勝打だった。

朝日新聞社

最終更新:5/14(日) 19:12

朝日新聞デジタル