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一帯一路、3年で1兆円援助へ 初の国際会議で中国表明

朝日新聞デジタル 5/14(日) 19:37配信

 中国が主導してアジア、中東、欧州に及ぶ経済圏の構築を目指す「シルクロード経済圏構想(一帯一路)」の初の国際会議が14日、北京で始まった。130カ国以上から参加し、うち29カ国は首脳が出席。中国の習近平(シーチンピン)国家主席は開幕式で演説し、構想に参加する途上国と国際組織に今後3年間で600億元(約1兆円)の援助を提供することを明らかにした。

 この構想は、習氏が2013年秋に自ら提唱。この日の開幕式で習氏は「一帯一路を繁栄の道にしなければならない。発展は一切の問題を解決するすべてのカギだ」と強調した。同時に、「開放型の世界経済を守り、透明なルールの構築を推進するべきだ。共に利益を得られる経済のグローバル化に力を入れる必要がある」とも述べた。欧米で広がる保護主義を牽制(けんせい)したものとみられる。

 習氏は一帯一路の実現に向けた具体策も表明。インフラ整備などを支援するシルクロード基金に1千億元(約1兆6400億円)を増資し、構想に参加する途上国への20億元(約328億円)の食糧援助や途上国同士の「南南協力」の援助基金に10億ドル(約1130億円)を増資するという。また会期中に30カ国以上と経済・貿易の協定に署名すると述べた。

朝日新聞社

最終更新:5/14(日) 23:09

朝日新聞デジタル