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<仏大統領>マクロン氏就任式「責任を誇りに思う」

毎日新聞 5/14(日) 20:28配信

 【パリ賀有勇】フランス大統領選で当選したエマニュエル・マクロン前経済相(39)が14日、1958年発足の第5共和政の第8代大統領に就任し、仏史上最年少の大統領が誕生した。任期は5年。

 マクロン氏は14日午前、パリのエリゼ宮(大統領府)でオランド前大統領に迎え入れられ、外交課題や核兵器の発射手続きなどの引き継ぎを受けた。就任式では、「仏国民は希望と困難を克服することを選んだ。私に課せられた責任を誇りに思う」と演説した。また、「欧州は立て直され、再出発する」とも述べ、欧州連合(EU)の他の加盟国との協力関係を深める方針を改めて示した。

 国内では、労働規制の緩和や景気刺激策で約10%の失業率を改善させることや、相次ぐイスラム過激派絡みのテロへの対策として治安要員の増員を急ぐ。いずれの課題も「第5共和政で最も不人気な大統領」(仏紙フィガロ)といわれたオランド氏が苦慮した分野であり、マクロン氏の手腕が問われる。

 マクロン氏は就任式後、警察官ら1500人が警戒する中、パリ中心部のシャンゼリゼ通りをパレードした。

 仏独協調を重視するマクロン氏は、15日に最初の外国訪問でベルリンを訪れ、メルケル独首相と会談する。英国のEU離脱決定で揺らいだEUの結束を強めていくことを確認する見通し。

 15日にも首相を任命する。イドラック元貿易担当相や社会党のルドリアン国防相らの名前が挙がっている。

最終更新:5/14(日) 23:15

毎日新聞