ここから本文です

<一帯一路会議>習主席、新秩序主導に意欲 130カ国参加

毎日新聞 5/14(日) 21:31配信

 【北京・赤間清広、河津啓介】中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の推進を目指す初の国際首脳会議が14日、北京で開幕した。習近平国家主席は開幕式で、中国からアジア、欧州、アフリカをつなぐ一帯一路の沿線国のインフラ整備を積極的に支援し、中国が新たな国際秩序の構築を主導するとの意欲を示した。

 会議にはロシアのプーチン大統領ら29カ国の首脳が参加。米国や北朝鮮、韓国も代表団を派遣するなど、参加国は計約130カ国に上った。日本からは自民党の二階俊博幹事長、松村祥史副経済産業相らが出席した。

 「一帯一路」は東洋と西洋を結ぶ交易路として栄えたシルクロードにちなみ、道路、港湾などのインフラ整備を進め、沿線国の経済連携を促進する構想。習氏は開幕式で「一帯一路の建設を通じ協力の新しいモデルを作っていく」と宣言した。構想を支えるために中国が2014年に設立した「シルクロード基金」に1000億元(約1兆6000億円)を追加出資するほか、今後3年間にわたり発展途上国に600億元規模の資金援助を行うと表明した。

 途上国支援については「他国の内政に干渉せず、社会制度や発展モデルを輸出したり、押しつけたりしない」と主張。国際援助に当たって、対象国の政治体制や人権尊重などを重要視する米国など西側諸国との違いをアピールし、開幕式に登壇したプーチン氏も「国家の主権は守られるべきだ」と同調した。

 15日には首脳同士の会議が開かれ、成果文書を発表して閉幕する予定。中国では今秋、5年に1度の中国共産党大会が予定されており、各国首脳を北京に集めた今回の国際会議の開催は、習氏の権威を高める狙いもある。

最終更新:5/14(日) 21:48

毎日新聞