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元関脇の幕下・豊ノ島は黒星スタート「後ろには引退しかない」歓声には感謝

デイリースポーツ 5/14(日) 14:27配信

 「大相撲夏場所・初日」(14日、両国国技館)

 元関脇で東幕下19枚目の豊ノ島(33)=時津風=が黒星スタート。出足良く土俵際まで武玄大(藤島)を押し込んだが、かわされて逆転負け。「もう一歩が出なかった。左上手、差し手入って、自分でもイメージ通りの相撲だったのが心配な部分。はたきも気を付けてたのに食っちゃった。緊張してたのか」と、悔しげに話した。

 昨年7月場所前に左アキレス鍵を断裂。2場所全休し、昨年11月場所で幕下に陥落した。先場所は場所前に右ふくらはぎを痛め、1勝5敗1休と、苦しい場所が続いている。

 「この位置まで下がると、一番が大事になる。負けられない、といらない気持ちが出て来る。部屋の若い子からも『顔が緊張してますよ』と言われるくらいだった」と、味わったことのない緊張で初日を迎えていた。

 ただ、これでほぐれた。「思い切って、失うものはない。気持ちを切らさずにいく。後ろには引退しかないんだから。歓声がありがたい。歓声があるから頑張れる。この1年で関取に戻れたらという気持ち。焦らずに頑張る。でも焦って負けてるんだよな。勝負は難しい」と、ベテランは苦笑いし、国技館を後にした。

最終更新:5/14(日) 14:48

デイリースポーツ