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マクロン新大統領就任=仏最年少、初の非大政党系

時事通信 5/14(日) 18:51配信

 【パリ時事】フランス大統領選に中道系独立候補として臨み、当選したエマニュエル・マクロン氏(39)が14日、1958年に始まった第5共和政の第8代大統領に就任した。

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 第2共和政発足時の1848年に40歳で就任したナポレオン3世より若い史上最年少の大統領となる。左右の2大政党から直接の支援を受けない大統領が国政を担う前例のない政権がスタートする。

 マクロン氏は14日午前、エリゼ宮(大統領府)でフランソワ・オランド大統領(62)との引き継ぎ式に出席。その後の就任演説では、大統領選で、フランスに厳しい財政再建基準を課す欧州連合(EU)に対する有権者の不満が示されたことを踏まえ、「EUを立て直し、再始動させる」と宣言した。

 マクロン氏は政権運営の要となる首相を15日に発表する。候補としては右派・共和党のエドゥアール・フィリップ下院議員(46)が取り沙汰される。新閣僚の顔触れは、16日にも明らかになる見通しだ。

 マクロン氏は大統領選で、EUとの協調路線を維持した上で、労働規制緩和などの大胆な構造改革を実現し、経済を再生させると公約。EU離脱や移民排斥といった過激な政策を掲げた極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)を大差で退けて当選した。

 ただ、マクロン氏の勝利は、2大政党の左派・社会党や共和党の支持者らがルペン氏の当選を阻むため、やむなく投票したという事情があった。ルペン氏の主張は疲弊した地方を中心に共感を広げ、決選投票での得票率はFNとして過去最高の34%に達した。マクロン大統領が高まる国民の不満を抑え、痛みを伴う改革を実行できるかは不透明だ。 

最終更新:5/15(月) 11:01

時事通信