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元横審委員長の守屋氏、稀勢の里のケガは「治る」まで2か月

スポーツ報知 5/15(月) 5:52配信

◆大相撲夏場所初日 ○嘉風(押し出し)稀勢の里●(14日・両国国技館)

 横綱・稀勢の里(30)=田子ノ浦=が、黒星スタートを喫した。昇進後、初めて両国国技館での本場所に凱旋。小結・嘉風(35)=尾車=に一方的に押し出され横綱昇進後、大関以下の力士に初めて白星を献上した。生命線の左からの攻めは鳴りを潜め、テーピングで固めた左上腕部などに不安を残した。1937年夏場所の双葉山以来、80年ぶり4人目となる初優勝からの3連覇の偉業に黄色信号。15日間の出場にも暗雲が垂れ込めてきた。

【写真】嘉風に押し出され初日黒星発進となった横綱・稀勢の里

 稀勢の里が昇進した1月末で横綱審議委員会の委員長を退任し、スポーツ整形の権威でもある千葉大名誉教授の守屋秀繁氏が国技館で観戦。和製横綱の状態について「左腕が十分に使えていませんでしたね。完全に治りきってない印象」と専門家の目で語った。

 負傷した左上腕は筋損傷、左大胸筋は部分断裂している。相撲協会に提出した診断書には全治1か月と記されているが、一般論と前置きした上で「(普通は)1か月では治りません。(筋肉が)完全にくっついて力を出せることを『治る』と表現するなら2か月かかります」と話した。守屋氏は力士を始め多くの症例と向き合っており「お相撲さんはスーパーマン。(稀勢の里は)自分で試して、そこそこ力が出ると出場を決めたのでしょう。最終的な判断は本人」。今後への影響は「命取りにはならないでしょう」と語った。

最終更新:5/15(月) 9:17

スポーツ報知