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大関取り・高安、出稽古効果で白星発進!「しっかり踏み込めて前に出られた」

スポーツ報知 5/15(月) 7:02配信

◆大相撲夏場所初日 ○高安(はたき込み)大栄翔●(14日・両国国技館)

 2度目の大関取りに挑む関脇・高安(27)=田子ノ浦=が力強い相撲で白星発進を決めた。過去2場所は11勝、12勝。大関昇進の目安の3場所合計33勝まで“マジック9”と初日からカウントダウン態勢に入った。

 強さだけが際立った。高安が大きく両手を回して突っ張りを繰り出した。わずか4秒0。体を起こされた大栄翔(追手風)は強烈なはたき込みにバッタリと両手を突いた。「しっかり踏み込めて前に出られた。最後? 慎重になりすぎた」。さらりと勝負をふり返るあたりには、早くも大関のような風格が漂っていた。

 2場所連続で賜杯を抱いた兄弟子・稀勢の里の姿を間近に見て、「自分もできるのでは」と発奮。今場所前は優勝、しかも「全部勝ちたい」と15戦全勝を“公約”に掲げてきた。その強気の姿勢を評価する八角理事長(元横綱・北勝海)は、「思い切り突っ張っていた。この思い切りならやってくれる予感がする」と迷いのない相撲に場所後の新大関誕生を予感した。

 同部屋の横綱がけがを抱え、恒例の申し合いができず8日連続の出稽古を敢行。「押してくる相手は苦手」とこの日下した大栄翔を求めて東京・小岩の部屋から埼玉・草加の追手風部屋までタクシーで片道45分かけて押しかけた。常飲するプロテインも、甘いバナナ味からほろ苦い抹茶味へ変更。大人の男に成長する用意はできている。

 渋みを増した“次期大関”でも母を思う気持ちは変わらない。「白星をしっかりね。勝つことに意味がある」。この日、国技館で観戦した母・ビビリタさん(55)には毎年、母の日に花を贈る孝行息子は勝利も届けた。2日目は早くも大関・豪栄道戦。前回の大関取りで失敗した昨年九州場所2日目も対戦して敗れたが、同じ轍(てつ)を踏まず白星の花を2つ咲かせる。(網野 大一郎)

最終更新:5/15(月) 10:20

スポーツ報知