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北ミサイル 菅義偉官房長官 2回目の記者会見詳報 「首相から『毅然と対応を』と指示あった」

産経新聞 5/14(日) 10:05配信

 北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて、菅義偉官房長官が14日午前に開いた2回目の記者会見の詳細は次の通り。



 菅官房長官「北朝鮮は本日午前5時28分ごろ、北朝鮮西岸の亀城(クソン)付近から1発の弾道ミサイルを東北東部に発射したと判断される。発射された弾道ミサイルは約30分間、約800キロ飛び、朝鮮半島東約400キロの日本海上に落下したものと推定される。落下したのはわが国のEEZ内ではないと推定される」

 「現時点で、航空機や船舶への被害報告等の情報は確認されていない。政府においては、ただちに官邸危機管理センターに設置している北朝鮮情勢に関する官邸対策室において情報を集約し、分析を行った。また、6時54分ごろから国家安全保障会議を開催し、情報の収集、対応について協議した」

 「国家安全保障会議においては首相から、すでに指示のあった3点を改めて確認し、引き続き国際社会と連携し、北朝鮮に強く自制を求め、関連措置をしっかりと実施することを通じて、毅然と対応することを旨とする新たな指示があった」

 「今回の北朝鮮による弾道ミサイルの発射は関連安保理決議違反であり、直ちに北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議し、強く非難した。政府としては、引き続き米国、韓国と緊急に連絡しつつ、いかなる事態にも対応することができるよう緊張感をもって警戒監視をはじめとする、必要な対応に万全を期して参りたい。今後適切に情報を伝達してまいるので、国民の皆さんには政府からの情報に注意し、落ち着いて行動していただきますようお願いします」

--ミサイルの種類は? 成功したのか失敗したのか

 「弾道ミサイルの種類については、所要の情報を基に総合的に分析を行う必要があって、現時点において詳細は不明だ」

--今回の発射を受けて米国、韓国の大統領との電話会談の予定は

 「現時点では決まっていない」

--これまでのミサイルと比べて長時間飛翔した。今回のミサイルの特徴は

 「今申し上げたように、総合的専門的に分析を行う必要がある。ただ、30分飛んだのは事実。そうしたことも含めて分析を行っているところだ」

--分析中とのことだが、通常より高い高度まで打ち上げるロフテッド軌道である可能性は

 「今、申し上げましたように、西岸から東北東方向に800キロメートル飛んで日本海に落下した、その間の時間が30分間であったということだ。そういう中で、今さまざなことを解析している状況だ」

--発射のタイミングだが、韓国の大統領が就任したばかりであることとの関連は

 「韓国の大統領就任とか、あるいはいろんな世界の動きを見ながら、行っているのか、ということを含めて今、分析中だ」

--タイミングの関連だが、中国や韓国への影響は

 「今申し上げた通り、どういう関係があるかどうかについて分析中だ」

--発射を受けて、米軍側の動向は何かあるか

 「わが国としては米国とは緊密な連携しながらしっかりと対応し、国民の安全と安心の確保に万全を期す」

--即応体制という面で、米軍の動きは

 「警戒監視態勢をとって、国民の安全安心のために万全の体制をとっている。常日頃から緊張感をもって監視体制をしっかりしている」

--北朝鮮が挑発を続ける中で、圧力をどのように強めていくのか

 「いずれにしても政府としては日米韓でしっかり連携し、いかなる状況にも対応できる万全の態勢を整え、国民の生命財産を必ず守る。そういう準備をしっかりととっていく」

--韓国の文在寅大統領は北朝鮮に融和的とみられるが、韓国の北朝鮮政策について日本側が望む点は

 「北朝鮮問題においては、日韓でしっかり連携することを確認している」

--圧力だけで事態が改善すると考えるか。それとも別の次元の圧力が必要か

 「いずれにしろさまざまな情報を収集し、分析して、日米、日米韓、さらに中国、ロシアの協力を得ながらその総合力で北朝鮮問題に対応していく必要があると思う」

--Jアラートは作動したか

 「今回の事案は、発射したミサイルはわが国に飛来することはないと判断したため、Jアラートなどは使用しておりません」

--落下地点は日本の本土から見てどの位置か

 「わが国のEEZ(排他的経済水域)内ではないと間違いなく推定している」

--詳細な落下地点は公表しないのか

 「政府としては推定しているが、詳細については分析中で不確定なことを発言することは控えたい。推定はしている」

-今回のミサイル発射は政府として成功したという受け止めか

 「分析中だ」

--脅威のレベルが一段上がったという認識か

 「30分間飛んだので、そういう状況を含め情報収集して分析している」

最終更新:5/14(日) 10:05

産経新聞