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北ミサイル 稲田朋美防衛相 ぶら下がり全文「明らかな挑発行為で断じて容認できない」

産経新聞 5/14(日) 10:47配信

 稲田朋美防衛相は14日午前、防衛省で記者団に対し、北朝鮮が同日朝に発射した弾道ミサイルが推定で高度2000キロ以上まで到達したことを明らかにしたうえで、「新型の弾道ミサイルだった可能性がある」と述べた。全文は以下の通り。

           ◇

 「北朝鮮は本日5時28分ごろ、北朝鮮西岸の亀城(クソン)付近から1発の弾道ミサイルを東北東方向に発射したもようです。発射された弾道ミサイルは30分程度、約800キロメートル飛翔し、北朝鮮東岸から約400キロメートルの日本海上に落下したものと推定されます。なお、落下したのはわが国の排他的経済水域、EEZ外と推定されております」

 「詳細については現在、分析中ですが、度重なる弾道ミサイルの発射はわが国および地域の安全保障に対する重大な脅威であって、断じて容認することはできません。これを受け、防衛大臣は引き続き情報収集、警戒監視に万全を期せとの指示を出したところです」

 「その後、関係幹部会議を開催するとともに、防衛大臣が国家安全保障会議4大臣会合に出席し、情報の集約および対応について協議するなど、対応に万全を期しているところでございます」

 「防衛省・自衛隊としては、引き続き、大臣指示に基づき、情報の収集、分析、警戒監視に全力を挙げるとともに、今後、追加して公表すべき情報を入手した場合には速やかに発表することといたしております」

 「今回、発射された弾道ミサイルの種類については、弾道ミサイル、約30分間程度飛翔し、また高度は2000キロメートルを超えるものであったということを推定されることを踏まえれば、新型の弾道ミサイルであった可能性があるわけでありますけれども、いずれにせよ、総合的、そして専門的な分析を慎重に行う必要があり、現時点において詳細は分析中でございます」

 「重ねてですが、北朝鮮による核・ミサイルの開発の継続、また累次にわたる弾道ミサイル発射は、わが国および地域の安全保障に対する明らかな挑発行為であり、断じて容認できない。さらにはこのような弾道ミサイルの発射は、わが国に対する重大な脅威であって、また関連の安保理決意等にも明白に違反したものであります」

 「防衛省・自衛隊としては、総理の指示を踏まえ、引き続き米国、韓国とも緊密に連携しつつ、重大な関心をもって情報の収集、分析につとめ、わが国の平和と安全の確保に万全を期す所存でございます。私からは以上です」

 --発射がロフテッド軌道だった可能性は

 「詳細は現在、分析中ではありますけれども、今、申し上げましたように、約800キロメートルの飛翔距離と、2000キロメートルを超えた高度の、飛翔したということが推定されることから、ロフテッド軌道で発射された可能性があるという風に考えております」

 --2000キロを超える高度はこれまであったのか

 「2000キロメートルを超える高度は初めてであります」

 --北朝鮮の脅威が新たな段階に至ったという認識はあるか

 「まず昨年来、新たな段階の脅威ということを申し上げてきたところであります。今回、約30分間、そして800キロメートル、さらには高度は2000キロメートルを超すということでありますので、しっかりと分析をする必要があるという風に考えております」

 --移動式発射台(TEL)による発射か、それとも固定式か

 「その点についても現在、分析中でございます」

 --2000キロ以上という高度のミサイルは、(イージス艦に搭載している)SM3迎撃ミサイルを改良すれば迎撃できるものか

 「まずですね、どのような新型のミサイルであった可能性が考えられますし、ロフテッド軌道で発射をされた可能性もあるということを申し上げましたが、いずれにいたしましても、現在、分析中であってですね。また、BMDシステムの個別具体的な能力についてはお答えは差し控えさせていただいているところでございます」

 --大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性についてはどう見るか

 「現時点について、詳細について分析中でございます」

 --可能性も含めて?

 「慎重に分析中だということでございます」

 --新型で2000キロを超えるとなると、脅威はさらに一段階増すと考えるか

 「まず現時点で推定される800キロメートル、そして2000キロメートル、さらには30分間飛翔したということなどを現在、慎重に分析をしているということに尽きるということでございます」

最終更新:5/14(日) 10:47

産経新聞