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北ミサイル 岸田文雄外相「断じて容認できない」 発言詳報

産経新聞 5/14(日) 11:42配信

 岸田文雄外相は14日午前、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことについて「国際社会に対する明らかな挑発行動で、断じて容認できない」と厳しく避難した。その上で、国連安全保障理事会で北朝鮮に強いメッセージを出すため、米韓両国と調整を始めたことを明らかにした。外務省で記者団に語った。岸田氏の発言の詳細は次の通り。

  ◇  

 --北朝鮮がミサイルを発射した。どう捉えているか?

 「きょう午前5時28分、弾道ミサイル1発、発射された。こうした北朝鮮の挑発行動は新たな段階の脅威だ。わが国を含む地域、国際社会に対する明らかな挑発行動であり、断じて容認することはできない。累次の安保理決議、日朝平壌宣言にも反する。北京の大使館ルートを通じて抗議を行い、安保理の場でも米韓の代表とすり合わせをを開始した」

 「私の方から3点の指示を出した。情報共有をはじめとする日米、日米韓の安全保障面での協力を強化すること。2点目は、中国をはじめとする関係国に安保理決議の履行をより強く働きかけること。3点目として、安保理の場において強いメッセージを発すること。北朝鮮の意図については、引き続き、しっかり分析をしなければならない。今回のミサイル発射についてもしっかり対応するとともに、関係国と連携しながら、情報収集・分析といった面においても引き続き、万全を期していきたい」

 --国連で米韓両国とコンタクトしはじめたというが、緊急会合の要請などをやっていくのか

 「安保理において、この国際社会に対する明らかな挑発行動に対応することは当然、考えなければならない。まずは米韓の代表部とのすり合わせを開始した。その上で、具体的な対応、反応について判断し、行動していきたい」

 --今回のミサイル発射で、日本は「対話」ではなく「圧力」という形か

 「このタイミングでの弾道ミサイル発射について、北朝鮮側の意図は、先ほど申し上げたように、よく分析したい。今、それについて日本から申し上げることは控えなければならない。引き続きしっかりと、情報収集と分析に努めたい」

 --この後、米国のティラーソン国務長官らと電話会談し、今後の対応を話し合う予定はあるか

 「米韓をはじめ関係国との連携は重要だ。そのために必要な対応は検討したい。今の時点で、まだ決まったものはない」

 --岸田氏としては、今回のミサイル発射は中国での現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」国際協力サミットフォーラム開催のタイミングでもあり、国際社会が一致して次の新たな制裁決議が必要だと考えるか

 「韓国において文在寅政権がスタートした直後であること、そして、中国において一帯一路フォーラムがスタートするタイミングであること、そうしたタイミングについては、ご指摘の通りだが、どのような意図を持っているのか分析したい。このタイミングでの挑発行動に対して、安保理において、しっかり対応しなければいけない。これはその通りだと思う」

 「ただ、安保理での具体的な行動については、まだ米韓の代表部とすりあわせを始めた段階なので、よく調整した上で、安保理全体としての対応を働きかけていかなければならない。働きかけの状況もみながら具体的な対応は決定していきたい」

 --ミサイルは新型だという情報もあるが、このような状況をどう抑止することが有効だと考えるか

 「今回のミサイルについて私が聞いているのは、北朝鮮の西岸から東方に向けて発射され、そして30分程度飛翔したと、いうことだ。そして日本海に落下したもようである。それはわが国のEEZ(排他的経済水域)の外である。こういったミサイルの特徴については聞いている」

 「ただ、新型なのかどうかも含め、詳細はぜひ、防衛省の方に聞いてもらいたい。新型なのかどうかも含め、よく情報収集・分析し、北朝鮮の意図についても判断していかなければならない」

最終更新:5/14(日) 11:42

産経新聞