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えっ、白いシカ! 北海道新得町の草地に悠然と姿を見せる

十勝毎日新聞 電子版 5/14(日) 14:06配信

 新緑が映える春の草地に、雪のように真っ白な姿-。北海道新得町の菅谷瑞夫さん(54)が同町北新得の畑でこんなエゾシカを見つけ、写真に収めた。菅谷さんは「長く狩猟をしているが、白鹿(はくろく)を見たのは初めて」と話している。

 菅谷さんが白シカを見つけたのは1日午後6時20分ごろ。国道38号を車で走行中、道路沿いの畑に、つがいでいたシカの一方が白いのに気付いた。路肩に車を止め、息を潜めて、50メートル先の白シカに向けてシャッターを切った。

 菅谷さんはこの10日前にも、町上佐幌の楓団地から北方向に1キロの畑で、飼い犬の散歩中に白シカを目撃していた。夕暮れ時だったため、周囲から浮くように白が目立ち、「家畜の山羊でも逃げて来たのかと疑った」。それでも、特有のジャンプなどからシカと確信したという。

 おびひろ動物園の小林紗央梨獣医師によると、メラニンを持たずに生まれる先天的な遺伝疾患アルビノの場合、成獣まで生きることが難しい。「何らかの突然変異で体毛が白くなった白変種ではないか。極めて珍しい」と話す。全国的には白シカを神の化身とする伝説が残っている。菅谷さんは「新得にも幸運を連れて来てくれたかな」と想像を膨らませている。(小寺泰介)

十勝毎日新聞

最終更新:5/14(日) 14:06

十勝毎日新聞 電子版