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【バレー】世界クラブ女子サロンパスカップ NEC、久光は7-8位決定戦に 談話「新鍋は重症ではない」

5/14(日) 8:00配信

バレーボールマガジン

 世界クラブ選手権サロンパスカップは13日、第4日の試合が行われ、レクソナ(ブラジル)とワクフバンク・イスタンブール(トルコ)が決勝に進んだ。

 NECはディナモ・モスクワ(ロシア)に1-3、久光製薬はネスレ・オザスコ(ブラジル)にストレート負けした。14日はNECと久光製薬が7、8位決定戦で戦う。

NEC


山田晃豊監督


「1本目の質を上げて、よりいい形で攻撃しよう」というのが一つのテーマだったのですが、サーブレシーブが崩されたり、ラリーの中での1本目の質が落ちるとブロックに捕まってしまったり、得点に結びつかなかったりしたこともありました。ただ意識して意図してそれを遂行できたという部分ではすごく成長できた試合でした。1本目のコントロールがうまくいっているときは、ミドルもサイド攻撃もチームとして相乗効果のあるオフェンスを組めたので、高さのあるチームと試合をするのに必要なことだと再認識できました。

 課題は変わらず、1本目の質をどう上げていくか、そこからどれだけ確実にサイドアウトを取って、競った展開で後半に持ち込めるかというところだと思う。(獲得できた)2セット目はそれができていたが、他のセットは崩されてしまって差を広げられた展開になりました。今日はリザーブの選手も本当によく頑張ってくれました。小山(綾菜)が途中出場して見せ場を作ってくれて、セット獲得できましたし、チームとして機能できたという意味では今までやってきて一番いい試合ができたんじゃないかなと思います。明日は最後、一番いい試合をしたいと思います。


島村 春世

この大会に入って初めて1セット取れました。自信にしていい試合だと思います。私たちがいつも強みにしている「全員バレー」がところどころ出ていたので、負けてしまったんですが、自信につながりました。

古賀紗理那

セットを取れたというのはチームにとっても自信になったと思います。昨日までの試合は20点以降で点数を相手に取られてセットを取られることが多かったんですけど、今日は我慢して全員で点数を取れたというのは大きかったと思います。明日は今シーズン最後の試合になるので、気持ちを一つにして全員で戦いたいと思います。


近江あかり

(ディナモ・モスクワは)Bチームできましたが、勝てるチャンスはいっぱいあったと思います。いろいろコンビを組み立てられたのはよかったと思います。(相手が高いことに対しては)アプローチの工夫や相手のブロックの位置取りを見て中に切れ込むなど、相手を見ながらいろいろと考えながらやって成功したケースもありましたが、まだまだという部分もありました。レセプション(サーブレシーブ)についてはミカサのボールになって、サーブの前後の揺さぶりにまだ慣れていないことで苦労している部分があります。日本ではあんなには落ちないボールも外国人が打つと落ちたり、高いところから急に落ちたりするので、どうしようもできないときもある。そこはサーバーを見て位置取りを変えたりしないといけないと思います。(崩されても)失点をなくして、頑張ってラリーに持ち込んだらチャンスが見えると思うので、一発で決めるというよりはラリーで粘って粘って粘って我慢して思い切って打つとかそういうケースに持ち込みたいと思います。世界クラブはあと1試合なので、全部出し切りたいと思います。


オザスコ
デモウラ監督
いったん悔しさを忘れて、今日の試合に臨もうと選手たちに声をかけた。われわれの週流力は試合を通してよかったと思う。

久光製薬
酒井新悟監督
昨日、後半新鍋が怪我をしてしまったので、そのポジションに石井を入れて、石井のところに今村を入れた。いい形も作れたが、まだまだサイドアウトの時にとりきれなかった。今のフォーメーションで練習を積んで来ているわけではないので、もう一回確認して試合に臨まないといけない。オザスコさん、ミドルもサイドも打ち切る選手が多くて、それをどうやってさわったりディグしたりするかをやってきたのだが、やってみて、どういう形でも決めきる能力があっておさえられなかった。こちらがクイックが多いだろうという想定をしていたが、それを分かっていて、相手はサイドに散らしてきた。10番と16番の決定率が下げられなかった。

――新鍋選手がいない状況で、サーブである程度崩されるのは想定されていたが、NECがあれだけ崩された相手に、今日のレセプションをどう評価しているか。

こっちの攻撃が2枚の時は前衛のアウトサイド。後半は思い切って、二人制、石井と筒井の二人で守備範囲を広げた。それをしたのも後手に回った。また明日そういう形でどんどんレセプションのフォーメーションもトライしていかないといけない。

――新鍋選手、どういう状況か。

午前中病院にいった。幸いにも重症ではない。肉離れなどではない。股関節のところに引っかかりがあって、逆に力が入らなくなってああいう状態になった。大会で彼女を外すのは非常に痛いが、明日を含めて無理をさせず、来週からの全日本には向かわせたい。

――新鍋選手のかわりにフルででた今村選手の評価。

先週の黒鷲旗でフルにでているんですけど、ポジションは逆、黒鷲旗では5、今日は2。彼女の課題としては、ライトもしっかり打てるようにしないといけない。攻撃型の選手なので、後ろに回ってももっともっと攻撃参加できるようになればと思う。

――国際舞台ですが、明日はNECとの対戦。Vのファイナルとも同じカードだが。

何度もやっている相手だけど、私たちも、NECさんも、今シーズンの集大成になるので、お互い持ち味を出して、しっかりと戦えれば良いと思っています。NECさんも今外国人選手がいなかったり、怪我人もいると聞いたが、そういったことを抜きにしてベストで戦いたい。

古藤千鶴
今日はオザスコとの試合だったが、これまで当たった相手よりもサイズが小さいイメージを持っていた。すごく競った展開を最後にものにできれば、と思っていましたが、小さいけどすごいパワーがあって、そこに圧倒された部分もあったし、ディフェンスで、つないでつないでというところまでいけなかった。明日で世界クラブ終わってしまうのですが、日本同士の対戦、Vリーグのファイナルで負けているので、その借りを返して神戸の皆さんに恩返ししたい。

中大路絢野
点数的には最終的には、全セットとも20点を超える展開にはなってきたけど、どのセットも連続失点がでてしまう。その連続失点を抑えていければ確実に取れたセットもあった。セットはとれなかったんですけど、通用する攻撃を見つけられたのはすごくプラスだった。世界に通用するということが、国内の試合とか、にどういかしていけるかが、大切になってくる。

今村優香
この世界クラブは私が出場するのは初めてだったんですけど、昨日の時点で、リサさん(新鍋理沙)が怪我をしてしまって、周りの先輩方に「思い切りやればいいよ」とこえをかけていただいた。自分がやれることを思い切りやろうと思ってやりました。明日も思い切りやろうと思います。

――先ほども、世界に通用する部分もあると言われましたが、世界に通用すると感じたところを具体的に。

中大路絢野
日本の強みとして機動力のある攻撃が通用すると、特に今日の試合で思った。いい状態で一本目返ってきて複数でからんでいくと、大きいブロッカーに対しても、脇を抜けるたまが増えたりとかが出てきた。

――思い切りやるだけと仰いましたが、どこまでできたか。

今村優香
高いブロックに対して、ブロックの威圧感があるので、それに対して自分自身弱気になって逃げてスパイクを打つのではなくて、しっかり力を乗せて打つことはできたのかなと思います。

石井優希
 入りは、サーブが走って相手も崩せたし、私たちもいいパフォーマンスができた。S1のローテーションが全然回らなくて、悪い流れになってしまい、そのままずるずるといってしまった。トスは上がってきていましたし、合っていないことはありません。
 オーバーでパスをしているのは、海外のサーブだと前に落とされることを警戒しつつ、後ろへの揺さぶりも対応するために。今日は、パスに関してはまあまあでした。野本が狙われていて、いろいろ対応はしました。打った瞬間に筒井が動いてカバーしたりとか。メンバーによってはそういうことも必要になってくる。いい経験になりました。
 今日は私はライトに入って、攻撃よりは守備の意識を強めに持っていました。コンビも作ってはいたのですが、まずはBパス(セッターが2、3歩動かされるサーブレシーブ)くらいには返せないと。
 
 サーブに関しては、変化する分、ショートサーブも効果を上げられたとは思いますが、今日の相手(ネスレ・オザスコ)は他のチームに比べるとプレーも粗いし、ディフェンスもあまりよくなかったのに、そこまで大きくサーブで崩すことができなかった。状況によって入れにいったり、そういうのが逃げにつながっていると思うので、リードされていても常に攻めていかないといけないと思います。やはり外国人相手だと、Aパスを返されるとクイックを使われて切られる(サイドアウトされる)場面が多いので、どれだけサーブで攻めてBパス以下にさせるかが重要だと思います。

 今のメンバーは、世界を経験している選手が少ないので、自分が引っ張っていかなければという気持ちでがんばります。せっかくの世界大会でのラストが日本チーム同士の試合ですが、リーグのファイナルで負けていますし、この世界大会でリベンジして締めくくりたいです。