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2050年の海は魚でなく、プラスチックで溢れかえる

5/14(日) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

海はすでに1億6500万トンものプラスチックで埋め尽くされている。それはギザの大ピラミッド25個分の重さに相当する。

エレン・マッカーサー財団が世界経済フォーラムと協力し作成した調査書によると、2050年までに、海中のプラスチックの重量は魚の重量を超えると予測されている。

理由の1つとして、プラスチックの使用が過去50年間で20倍も増えたことが挙げられる。しかもその量はいまだに増え続けている。

しかし、わたしたちは再利用できるはずのプラスティックをほとんどリサイクルしておらず、結果として埋立地へと送り、海を汚染してしまっている。

調査書を用いると、それがどのぐらいの量のプラスチックであるかを数値化しやすい。それは「毎分トラック1台分のゴミを海に投棄しているのと同等の量」だ。

だがわたしたちは、この量のプラスチックが海に流れ出ることを防ぐことはできる。

例えば、たった14%のプラスチック包装しかリサイクルされておらず、それが海洋におけるプラスチック汚染の最大の原因になっていると報告書は指摘している。

また報告書は、もしわたしたちがもっと多くのプラスチック包装を再利用し、他のプラスチック製品に転換すれば、海に流出する量を大幅に減らせるだろうと結論づけている。

プラスチックの再利用は経済的な効果もある。現在、新しいプラスチックを一から作ることで少なくとも年間800億ドル(約9兆2000億円)が失われているのである。

もちろんプラスチックの使用を減らして海への流出を防ぐことも可能だ。使わない以上、廃棄物には決してならない。

どんなことがあろうと、この大量のプラスチックが海へ流出することを防がなくてはならない。さもなくば、いつかわたしたちの海は、魚以上にプラスチックの溢れる海になってしまうだろう。

[原文:By 2050, the oceans could have more plastic than fish]

(翻訳:Wizr)