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【フォーミュラE】モナコePrix決勝:勝率8割! ブエミ今季4勝目。0.3秒差でディ・グラッシとの争いを制す

5/14(日) 0:19配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラE第5戦モナコePrixの決勝レースが行われ、セバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)が優勝。今季4勝目を挙げた。

【リザルト】フォーミュラE第5戦モナコePrix決勝結果

 2年ぶりの開催となるモナコePrix。ポールポジションにはセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)、2番手にはルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)と、タイトル争いをするふたりがフロントロウにマシンを並べた。

 スタート直後のタイトな1コーナーでは、各所で若干の追突はあったものの、大きな混乱はなく……51周のレースに漕ぎ出していく。アウト側のラインを取ったニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)は3つポジションを上げたが、ステファン・サラザン(ベンチュリ)はストール状態となり最後尾に下がった。

 ホールショットを決めたブエミは、後続よりも0.3秒ほど速いペースで、後続との差を徐々に開いていく。

 7周目、サム・バード(DSヴァージン)はプールサイドシケインの立ち上がりでウォールにヒット。サスペンションを壊し、ピットに入る。またホセ・マリア・ロペス(DSヴァージン)は、スタート直後の1コーナーでダニエル・アプト(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)に追突されたことでリヤウイングを破損。修復を指示するオレンジディスク旗が提示され、10周を走り終えた時点でピットインを強いられる。DSヴァージンにとっては、序盤にして散々なレースとなってしまった。

 ブエミは好調なペースで飛ばし、15周を走り終えた段階で2番手のディ・グラッシに対して4秒以上の差をつけた。この頃、ブエミ、サラザン、ディ・グラッシの3人がファンブーストを獲得したことが発表される。

 マーロ・エンゲル(ベンチュリ)vsフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)の6番手争い、ネルソン・ピケJr.(ネクストEV NIO)vsジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)の3番手争いなど、各所で接近戦が繰り広げられる。しかしここはモナコ。そう簡単に抜けるわけもない。

 しかしそんな中、ピケJr.とベルニュは、21周目のヌーベルシケイン(フォーミュラEのレイアウトではヘアピン状になっている)で接触。ベルニュはガードレールに押し付けられ、マシンを大破させてしまう。

 この事故によりセーフティカーが出動。まだまだレースの残りは30周あるものの、各車が続々とピットイン。なんと全ドライバーがピットに入り、マシンを乗り換える。

 26周目からレース再開。ブエミはレース前半同様、ディ・グラッシ以下を引き離しにかかるが、前半ほど差は開いていかない。なおマシン乗り換えのタイミングで、ハイドフェルドが3番手に浮上。ベルニュをリタイアに追い込んだピケJr.は、審議対象となってしまう。

 28周目、ダンブロジオがセクター3でスローダウンしてしまい、一時ストップ。なんとか動き出したものの、ピットに戻る。さらにその直後、ロイック・デュバルもピットイン。ドラゴンも立て続けにトラブルに見舞われてしまう。

 レースが終盤になるにつれ、ディ・グラッシがペースを上げ、先頭のブエミとの差を縮めていく。しかし、なかなかその差は1秒以内になることはなく、残り10周の攻防へと入っていく。

 ただ残り10周を切ると、ふたりの差は一気に縮まり、1秒以内の差でレースが進んでいく。しかも、ともにバッテリー残量はギリギリ。手に汗握る決戦となった。

 残り3周というところで、ディ・グラッシは若干ペースを緩める。しかし彼は、攻略を諦めたわけではなかった。エネルギーをセーブし、ラスト1周にかけたのだ。

 ラスト1周。ディ・グラッシはブエミの後ろにピタリとつけるが、やはりここはモナコ。結局オーバーテイクは叶わず、ブエミが逃げ切って今季5戦目にして4勝目を挙げた。最終的なブエミとディ・グラッシの差は、わずか0.3秒だった。

 3位にはハイドフェルドが入り、4位にはピケJr.、以下エンゲル、ローゼンクビスト、アプト、エステバン・グティエレス(テチータ)、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(アンドレッティ)、ニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)と続いた。

 フォーミュラEの次戦はすぐ来週、第6戦パリePrixが行われる。