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故郷の子どもたちのために…「キャプテン翼」をアラビア語に翻訳したシリア人留学生の話

ホウドウキョク 5/14(日) 18:30配信

こちらのモニターに映し出された漫画「キャプテン翼」のせりふは全てアラビア語。【画像参照】
「キャプテン翼」は今回、初めてアラビア語に翻訳され、2017年1月から販売されています。

翻訳を担当 ウバーダさんはこちら

翻訳を担当しているのは、シリア人留学生のウバーダさん(26)。本は、内戦が続く故郷の子どもたちにも届けられています。

いつか一緒にシリアを再建

ウバーダさんは、「彼ら(子どもたち)も夢を持って、いつか一緒にシリアを平和にして再建したいと思います」と話しています。

シリア内戦による難民は、500万人以上。さらに被害を受けている人を加えると実際にはものすごい数になります。子どもたちは難民キャンプで学校にも行かれない状態が続いています。絶望に直面している子どもたちには、何らかの希望を漫画を通じて得てほしいと思います。

また、キャプテン翼の中には、シリアと対戦する場面があるそうです。ワールドユース編で対戦し、翼のチームは負けるとのこと。

翼のチームはシリアと対戦

そうであれば、シリアが勝ったということで、子どもたちには力になりますね。素晴らしいと思うのは、漫画は良い意味での現実逃避で、想像力を拡張してくれる。絶望の中にあっても希望が見える。

一方、漫画を大量消費している平和な日本で、漫画を使ってシリアをより身近に感じることができたらいいなと思います。

どうしても、シリアに難民500万人と言っても、「可哀想だな」というだけで、日本に押し寄せてくるまで誰も体感できない部分があります。

希望は双方向で動くものなんだなと今回感じました。翻訳を担当する留学生の方々は本当に頑張っています。

最終更新:5/14(日) 18:30

ホウドウキョク