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小林眞八戸市長、任期残り半年 4選へ地盤固め着々

デーリー東北新聞社 5/14(日) 14:00配信

 八戸市の小林眞市長の3期目の任期が16日で残り半年となる。次期市長選の日程は未定だが、過去の事例から10月下旬の投開票が濃厚だ。現在、立候補を表明しているのは4選を目指す小林氏のみ。これまで支援を受けてきた自民党との連携を密にするなど着々と地盤固めを進めており、近く推薦願を出す見通しだ。一方、国政で自民と対立関係にある民進党は、「主戦論」を掲げながらも現時点で動きは鈍い。ただ、衆院解散など国政で大きな動きがあれば、市長選も連動して一気に加熱する可能性もある。

 「衆院議長のますますのご活躍と、秋の市長選の必勝を祈念して乾杯」

 4月15日に八戸市内で開かれた大島理森衆院議長の集会。来賓で出席した小林氏は、自民県議や市議がずらりと並ぶ中、熊谷雄一県議会議長の音頭でグラスを掲げた。

 過去3回の選挙では自民、公明両党と連携。3月の市議会定例会でも自民議員の“要請”に応える形で出馬表明をしており、両党との協力は規定路線といえる。

 市議会の自由民主・市民クラブの大館恒夫幹事長は「行政手腕にたけており、他にはない政策を打ち出している。市の発展のために一層、頑張ってほしい」と強調。公明党会派の前澤時廣代表も「政治の方向性は間違っていない。手腕を高く評価している」と述べ、推薦願が出されれば政策協定などを前提に組織の手続きを踏んだ上で引き受ける構えだ。

 一方、2013年の前回選挙で震災復興などを理由に自民、公明と共に支援した民進党(当時民主党)は今回、主戦論を唱える。

 民進が態度を硬化させている一因は、昨年夏に自民現職と民進新人が激しい火花を散らした参院選での小林氏の対応だ。市長選で民進の支援を受けながら、参院選では自民候補の応援演説で野党批判を繰り広げるなど旗色を鮮明にした。

 民進系のきずなクラブの五戸定博幹事長は「市長の参院選対応には疑問を感じている」と指摘。ただ、対抗馬の具体的人選は不透明で「現在は協議中」と述べるにとどめる。

 共産党は独自候補の擁立を模索するが、野党連携も視野に民進の出方をうかがう。共産議員団の田端文明団長は「候補を立てたいと考えているが、民進が擁立したら時間をかけて協力していく可能性はある」と共闘にも言及する。

 社民党八戸総支部代表の山名文世市議は「(小林氏から)推薦願が出されれば協議する。ただ、民進が候補を立てれば連携の可能性も探る」と状況をみて対応する方針だ。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/14(日) 14:00

デーリー東北新聞社