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朝乃山、十両Vと幕内が目標 

5/14(日) 0:15配信

北日本新聞

■きょう14日から夏場所

 14日に大相撲夏場所(東京・両国国技館)の初日を迎える東十両7枚目の朝乃山(23)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は、12勝して十両優勝と新入幕という高い目標を掲げる。新十両だった先場所、10勝して優勝決定戦まで進み「不安が自信に変わった」と言う。入幕が実現すれば、県出身力士では1995年初場所で東前頭16枚目だった琴ケ梅以来22年ぶりの幕内力士となる。

 朝乃山は、4月は春巡業でさまざまなタイプの関取衆と充実した稽古をこなした。5月は関取として初めて横綱審議委員会の稽古総見に参加するなど東京都内で調整。夏場所直前は報道陣に稽古を非公開にして仕上げた。体重は入門当初から3キロ増え162キロになっており「大きな体を生かして前に出る相撲に磨きをかけたい」と話す。

 東十両7枚目から幕内に上がるには、十両に転落する力士数にもよるが、11勝を挙げれば可能性が高まり、12勝なら確実とみられる。先場所、朝乃山らと10勝5敗で巴(ともえ)戦の優勝決定戦に進んだ東十両7枚目の大砂嵐(大嶽部屋)は今場所は西十両筆頭にとどまり、幕内に一歩届かなかった。

 朝乃山が一気に幕内を目指す理由は、学生時代からのライバルで同期入門の小柳(おやなぎ)改め豊山(時津風部屋)が夏場所で新入幕を果たすこともある。「同期が1人上にいるのは目標になる。追い付きたい」と前向きにとらえる。

 目標達成に向け、滑り出しが注目される。先場所は10日目まで5勝5敗。師匠の高砂親方(元大関朝潮)に夕食に誘われ助言されたのを機に終盤5連勝し、気持ちの切り替えがうまくいった。初めて15日間取ってスタミナは実証しただけに、「心・技・体」のうち「心」もポイントとなりそうだ。

 平成以降、関取として活躍した県出身力士では、元関脇・琴ケ梅が幕内に通算52場所在位し、95年初場所を最後に十両に陥落した。駒不動は幕内を89年秋場所に1場所だけ経験した。

北日本新聞社

最終更新:5/16(火) 15:26
北日本新聞