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63%が経常増益 北陸の上場36社、17年3月期決算

北國新聞社 5/14(日) 2:09配信

 北陸三県に本社や本店を置く上場企業の2017年3月期決算がほぼ出そろった。好調な海外経済や国内の景気回復を背景に、発表を終えた36社(金融機関除く)のうち、63・8%に当たる23社が経常増益となった。最終利益が増加した企業は黒字に転換した1社を含めて26社で、過去最高益を記録した企業も目立った。今期(18年3月期)は9割近くの32社が増収を予想している。

 経常増益となった企業の比率は16年3月期とほぼ同じだった。36社のうち、34社が最終黒字を確保した。

 石川で売上高が2桁の伸び率を示したのは、日成ビルド工業(金沢市)と石川製作所(白山市)の2社。日成ビルド工業は、仮設住宅などシステム建築事業の売り上げが倍増し、売上高、純利益ともに過去最高を記録した。連結対象の子会社が増えたことも寄与した。石川製作所は段ボール製造機械の受注が伸び、経常利益は8割以上増えた。

 小松精練(能美市)は減収だったが、中国の子会社などが黒字化し、大幅な増益となった。

 富山では、アルミフレーム製造のエヌアイシ・オートテック(富山市)は大口受注が好調で、売上高、経常、純利益がいずれも2桁の増加率だった。アルビス(射水市)は新店舗や建て替え店舗の売り上げが伸び、各利益がいずれも過去最高を更新した。

 一方で、上半期の円高で輸出が落ち込んだ高松機械工業(白山市)とオリエンタルチエン工業(同)は減収となった。田中化学研究所(福井市)は中国、韓国向けの電池材料の輸出が低調で2期ぶりの赤字だった。

 今期は24社が経常増益、1社が黒字化を予想した。国内外で医療向け映像表示システムが伸び、2期連続の増収増益となったEIZO(白山市)は、さらなる増益で今期の年配当は過去最高の90円を見込む。その一方、12社が最終減益を予想し、先行きには慎重な見方も出ている。

北國新聞社

最終更新:5/14(日) 2:09

北國新聞社