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ガンダム生みの親・安彦さん、弘前を語る

Web東奥 5/14(日) 10:13配信

 アニメの名作「機動戦士ガンダム」の生みの親として知られる歴史漫画家、安彦良和(やすひこよしかず)さん(埼玉県所沢市在住)を招いての特別講演会「自らの『原点』とする青森で大いに語る~弘前での4年間 アニメ 歴史漫画 そして戦争~」が13日、青森市の青森中央学院大学で開かれた。
 「暮らしと地域」をテーマにする同大公開講座の一環で、県内外からコミック、アニメファンを中心に約350人が参加。東奥日報社の斉藤光政・編集局次長兼生活文化部長が聞き手を務めた。
 講演タイトルが示すように、北海道出身で弘前大学人文学部で学んだ安彦さんは学生運動に挫折し、1970(昭和45)年に上京。「宇宙戦艦ヤマト」(74年)や「機動戦士ガンダム」(79年)などアニメ制作に関わった後、漫画家に転身した人生を語った。
 その中で、サブカルチャーの世界に生きる自身を「裏街道派」とした上で、「ある時点からそのことに愛着が生まれた。物事には裏と表がある。中心(メイン)では輝かないとしても、裏(サブ)からの視点には非常に大きなヒントが隠されている」と話した。
 また、自らの軌跡についてまとめた近著「原点~戦争を描く、人間を描く」(岩波書店)についても触れ、「進学で青森に来て中央と地方、表と裏という図式がまざまざと見えた。裏道気分を教えてくれたのは弘前だったと思う」と語っていた。

東奥日報社

最終更新:5/14(日) 10:13

Web東奥