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『くちびるに歌を』の少年がすっかり成長!声変わり経て声優に挑戦

シネマトゥデイ 5/15(月) 5:32配信

 新垣結衣が主演した『くちびるに歌を』(2015)で自閉症の兄を持つ中学生・桑原サトルを演じ、透明感あふれるボーイソプラノを披露した下田翔大が、テレビアニメ「四畳半神話大系」などで知られる湯浅政明監督の映画『夜明け告げるルーのうた』で声優に挑戦。変声期を経て大人への階段を一歩上った下田が、普段の芝居と異なる声優ならではの難しさを語った。

【写真】幼い!『くちびるに歌を』クランクアップ時の下田

 『くちびるに歌を』の合唱に続き、本作では斉藤和義の名曲「歌うたいのバラッド」を熱唱して力強い歌声を響かせた下田。しかし、その歌唱シーンで監督からは「歌わなくていい」という意外な言葉が飛び出した。「『歌わなくていいけど、心の叫びがメロディーにのっていくぐらいの気持ちで。歌おうって思うんじゃなくて、自分の気持ちを吐き出すように』と言われました」。現場では湯浅監督がお手本として叫ぶように歌ってみせたそうで、「監督がこの映画を作るにあたって思っていたことを具現化した感じでした。思いがすべて詰まっていた」と心に響く監督の歌声を反芻していた。

 また、最初は慣れない声優業に緊張していた下田だが、収録開始からほどなくして斉藤壮馬、寿美菜子というプロの声優と一緒に掛け合いのシーンを録ったことに大きな刺激を受けたという。「階段を下りるときの息遣いとかも、現実だったらそんな音は出ないけれど、でも(二人は)その音を作れる。今どういう心情なのかっていうのがため息一つをとってもわかるんです。すごく勉強になりました」。

 それでも、普段の芝居と違って表情や動きで表現できないことに苦戦した部分もあったようだ。「声優はそのキャラがいて、そこに声を吹き込むから、自分がやりたいことだけじゃなくてそのキャラに合わせていかないといけない。感情を表現するのにも声だけしか使えないからすごく難しかったです」。

 幼少期はキッズモデルとしてCMに引っ張りだこ、俳優としても徐々に注目されるようになってきた下田は、目標とする俳優に山田涼介(Hey! Say! JUMP)、三浦春馬、佐藤健の名を挙げる。中でも24時間テレビドラマスペシャル「母さん、俺は大丈夫」で共演した山田の芝居には衝撃を受けたそう。「素の感じだけど、それが役になっていてビックリしました。僕とかは芝居をしようと思うと芝居くさくなっちゃうんですが、山田くんは芝居じゃなかったです。芝居じゃないとしか言いようがない感じで、自然でした。その人になっていた。芝居っていう枠がある時点でそれは芝居になっちゃうけど、でもその中で一番リアルに近いところにいるなと一番感じた人です」。

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最終更新:5/15(月) 5:32

シネマトゥデイ