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本殿前で狂言、350人が堪能 尼崎・船詰神社

神戸新聞NEXT 5/15(月) 8:30配信

 兵庫県尼崎市東園田町1の船詰神社で14日、狂言を楽しむ催しが開かれた。本殿前で、プロの狂言師が二つの演目を披露。新緑の下、演者が繰り広げるおかしなやりとりや、品のある立ち振る舞いに約350人の観客が見入った。

 「船詰狂言」と銘打ち、同神社の支援者らでつくる実行委員会が主催。本格的な古典芸能を楽しんでもらおうと、2010年から昨年を除き毎年開いており、7回目を迎えた。

 大蔵流狂言師の安東伸元さんらが「文荷」と「鞍馬参り」を上演。「文荷」は、主人から恋文を届けるよう命ぜられた冠者2人が道中で手紙を破ってしまう物語。冠者たちが破れてしまった手紙を扇子であおいで「風の便りだ」などとふざけ合う姿に、客席から笑いと拍手が沸き起こった。

 合間には、狂言と能の違いや能面で表情をつくるための演技の解説などもあった。熱心に見ていた同市の男性(64)は「十数年ぶりに見たが、迫力があり、見応えがあった」と満足げだった。(初鹿野俊)

最終更新:5/15(月) 8:50

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