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好調・白鵬“懸賞金横綱”奪回へ待ったなし 稀勢の里は断トツの600本

夕刊フジ 5/15(月) 16:56配信

 「優勝争いを引っ張るのは白鵬だろう。見た目、一番元気そうだからね」とは、解説者の北の富士さんの見立てだ。

 初日の相手は千代の国。初顔合わせだが、白鵬は場所前九重部屋に出稽古するなど、ぬかりはなかった。立ち合い、左から張ってすぐに左上手を取っての寄り。最後は足が送れず一瞬ひやりとさせたが、まずは無難なスタート。「踏み込みはできていて、そこは安心できる。悪い相撲じゃなかった」と振り返った。

 史上最多37回の優勝を誇る白鵬だが、昨年夏場所を最後に1年近く優勝から遠ざかっている。稀勢の里に耳目が集まり、さすがの大横綱も存在感が薄れているのは確かだ。

 先場所は右大腿などを痛めて途中休場。番付では横綱として“最下位”の4番手。指定懸賞金も今場所は稀勢の里が600本と断トツで、“懸賞金横綱”として君臨した白鵬も顔色なしだ。

 「ブームに乗り遅れるなと、白鵬から稀勢の里に乗り換えた懸賞のスポンサーもある。プライドの高い白鵬だけに、稀勢の里一色のいまの状況が面白くないのは確かだろう」とある親方はいう。

 そんな気持ちをぐっと抑え、白鵬は「先場所はほやほやの新横綱が逆転優勝し、横綱の責任を果たした。今度は自分の番」と巻き返しを期している。

 大鵬の持つ32回の最多優勝記録を塗り替えて以来、モチベーションの維持に苦心したが、「40回」を新たな目標に設定し直した。稀勢の里に早々と土がつき、どうやら風向きもよさそうだ。

 「久々に好調? 自分じゃそう考えないようにしているけど、力はあり余っている」。まずは38回目へ手応えあり、といった表情だった。

最終更新:5/15(月) 17:05

夕刊フジ