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<宮城知事選>村井氏、4選出馬表明へ

河北新報 5/15(月) 11:29配信

 今秋の宮城県知事選を巡り、4選を目指して立候補する意思を示していた村井嘉浩知事(56)が後援会幹部に対し、6月中旬に開会予定の県議会6月定例会で正式に立候補を表明する意向を伝えたことが14日、分かった。知事選で4期目に挑むのは、5期20年(1969~89年)務めた故山本壮一郎氏以来となる。

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 関係者によると、村井氏は今月、「6月定例会で出馬の意思を明らかにしたい」と後援会幹部に説明した。選挙に向けた準備作業にも近く取り掛かる。県議会最大会派「自民党・県民会議」に所属する議員の一般質問に答弁する形で、立候補を表明するという。

 村井氏は昨年11月、河北新報社の取材に「(体調面などで)大きな変化がなければ当然、出ることになる。今の段階で辞める理由は見当たらない」と話し、引き続き県政運営を担う意欲を明らかにした。

 県議会11月定例会では、東日本大震災後に定めた県震災復興計画(2011~20年度)を挙げ、「復興を成し遂げる重責を担っている。大事な時期に知事の職務が与えられたのは『天命』だ」と強調。「政策の成果を勘案し、(正式に)意思表示しなければならない」との考えを示した。

 村井氏は大阪府豊中市出身、防衛大学校卒。陸上自衛隊東北方面航空隊、松下政経塾を経て、1995年から宮城県議を3期、自民党県連幹事長なども歴任した。2005年の知事選に自民党推薦で立候補して初当選。09年に再選、13年に3選を果たした。

 3期目は「創造的復興」の前進を掲げ、医師不足の解消に向けた東北医科薬科大医学部(仙台市青葉区)の新設や、仙台空港の完全民営化などを実現させた。震災復興計画の最終段階「発展期」(18~20年度)に重なる4期目は、総仕上げに臨むとみられる。

 今回の知事選で立候補を正式表明するのは村井氏が初めてとなる。出身母体の自民党は全面支援に回る見通し。民進党の対応は現段階で未定。前回、独自候補を擁立した共産党は、野党共闘を視野に検討している。

最終更新:5/15(月) 14:06

河北新報