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学校の知識なんか忘れた!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ヨンドゥ俳優の演技論

5/15(月) 8:16配信

シネマトゥデイ

 映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(ジェームズ・ガン監督)が、全米におけるオープニング週末に、前作を遥かに上回る約1億4,500万ドル(159億5,000万円)を売り上げた。お馴染みのメンバーたちのキャラクターを、さらに深く描く新作の中でも、主人公ピーター・クイル(クリス・プラット)の育ての親で宇宙海賊ラヴェジャーズのリーダー、ヨンドゥをめぐる物語は大きな見どころだ。ヨンドゥ役のマイケル・ルーカーは、1986年の話題作『ヘンリー』以来、『JFK』やシルヴェスター・スタローンと共演した『クリフハンガー』、テレビシリーズ「ウォーキング・デッド」などで知られるハリウッドきっての個性派。そのルーカーが昨年、アトランタの撮影現場で新作への思いを明かした。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』フォトギャラリー

 続編のヨンドゥについて、「彼は今回、少し大人になっている。自分が若い時にやったことが、自分を苦しめ、全員に危険が迫るんだ。もちろん、ピーター・クイルはその一部だよ。そして、そういった出来事が、彼のキャラクターを変えることになる」というルーカー。

 素顔のルーカーには、悪党だけどどこか憎めないヨンドゥに通じる奔放さがあり、「(演劇)学校で教わったことは、多分、全て忘れた」と語るなど、ワイルドなエネルギーにあふれている。「でも、一つだけ彼らが教えてくれたことで役立っていることがある。それは、役者は常に直感を使うということだ。現場にいて、自分がセリフを言うとき、そこに自分自身のタイミングや直感を持ち込まないといけない。それこそが(芝居を)リアルにするんだよ」。

 撮影現場には、『ガーディアンズ~』の世界観を再現した素晴らしいセットが組まれており、「自分が宇宙船で飛んでいるように感じるよ」とリアルなセットを絶賛していたルーカーは、「それが宇宙船だと想像する必要はない。だから、その想像力を役づくりに使えるんだ。自分がどこから来て、何者かといったことを自分自身で作り上げるけど、それを誰にも教えない。その僕だけの秘密が、『なぜこの人から目が離せないのだろう』と観客を魅了することになる」。

 2006年のホラー映画『スリザー』以来、ジェームズ・ガン作品に欠かせない存在となったルーカーは、初めてガン監督と会った瞬間から意気投合。「(初めから)お互いのことを知っていると感じたんだ。これは壮大なスケールの作品だけど、ガン監督は『子供の頃から、脚本を作り、おもちゃを使って、こういう大きな世界を想像して遊んでいたんだ』と言う。彼は今、それを他の人たち(観客)のためにやっているのだ」と語ると、「つまりみんなは、あいつの病的な心がどうなっているかを見られるんだよ」といたずらっぽい笑みを浮かべた。(細谷佳史)

最終更新:5/15(月) 8:16
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