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<Bリーグ>ハピネッツ来季2部降格 選手、ファン悔し涙

毎日新聞 5/15(月) 9:24配信

 男子プロバスケットボール「Bリーグ」1部の秋田ノーザンハピネッツは13、14の両日、秋田市のCNAアリーナ★あきた(市立体育館)で、1部残留を懸けたプレーオフ(PO)1回戦で横浜ビー・コルセアーズと対戦した。13日の第1戦は75-78で惜敗。14日は第2戦で65-64と逆転勝ちし、1勝1敗に。第3戦(5分前後半)に望みをつないだが、勝利目前で16-17とブザービーターで敗れた。来季の2部降格が決まり、選手たちやブースター(ファン)は悔し涙に暮れた。【山本康介】

 ◇勝利目前で逆転負け

 悪夢が待っていた。第3戦の残り1秒。相手選手が放った3点シュートがゴールに吸い込まれた。2点差のリードが一瞬で暗転。安藤誓哉選手は「何が起きたかわからず、負けた実感が湧かなかった」。2部降格という現実を突きつけられた選手たちはコート上でつっぷすなどし、悔しさを隠せなかった。

 13日は接戦をものにできず、崖っぷちに立たされた秋田。「気持ちを切り替えて臨んだ」(長谷川誠ヘッドコーチ)という14日の第2戦は、一進一退の白熱した攻防になった。

 4点ビハインドで迎えた第4クオーターにようやく流れを手繰り寄せた。「勢いに乗るために思い切り打った」と、田口成浩主将が3点シュートを決めると、菅沢紀行選手らの相次ぐ速攻や中山拓哉選手の3点シュートも決まり、一時は10点差。横浜の猛追に遭うも1点差で逃げ切り、ブースターの熱気は最高潮に達した。

 そして臨んだ運命の第3戦。秋田は前半、安藤選手が連続3点シュートなどで10点を挙げ、7点差でリード。

 だが後半は反則がかさみ、フリースローを7本決められ、2点差まで追い詰められた。そしてブザービーター……。

 信じられない結末に、八郎潟町から妻と駆けつけた会社員、新堀俊之さん(43)は「思わず涙が出てしまった」と肩を落としたが、「2部になっても変わらず応援するので、一緒に1部に戻りたい」と再起を信じていた。

 ◇勝利への気持ち あと一歩及ばず

 昨季のbjリーグ時代は日本一争いに加わっていた秋田ノーザンハピネッツ。だが、今季から始まった「Bリーグ」ではその強さは影を潜めた。

 強豪ひしめく1部リーグで、通算成績は18勝42敗と負け越し。東地区で5位に甘んじ、総合順位を16位に落とした。敗戦のうち23試合は10点差以内の接戦。田口主将は「勝利への気持ちを出したプレーができず、弱さが出た」と振り返る。

 絶対負けられない残留争いのプレーオフで選手は全力を出した。第2戦は接戦を制したが、第3戦では“勝利への気持ち”があと一歩及ばなかった。

 2部降格という事実は重い。長谷川ヘッドコーチは「ブースターのためチームがやるべきことは、1部への昇格です」と声を絞り出した。

 今季の悔しさをどう生かすか。チーム再生は待ったなしだ。

最終更新:5/15(月) 9:24

毎日新聞