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人工知能で重機が進化、大成建設が無人化施工へ本腰

スマートジャパン 5/15(月) 6:10配信

 大成建設が人工知能(AI)を活用した無人化施工システムの実現に向けて、本格的な研究開発に着手する。自律制御型の重機にAIを搭載し、高精度かつ安全に施工が行えるシステムの開発を進め、2019年度までに実証試験を行う計画だ。

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 大成建設は2012~2014年度に採択された国土交通省建設技術研究開発助成制度を活用し、自律制御型重機の開発を進めてきた。これはGPSや各種センサーを用いて、自律制御型重機の位置確認や動作を制御し、無人で建設作業を行えるようにするシステムだ。

 しかし従来のシステムでは自律作業時の最適な走行制御方法を構築する時間や、接触防止のための運転停止の検知方法などに課題があった。そこで今回、AIを活用してさならる機能の拡張や高性能化に取り組むことを決めた。

 具体的には自律制御型のローラに対し、AIを活用した2つのシステムを搭載する。1つ目が「走行制御システム」だ。2014年度に開発した自律制御型振動ローラに搭載した走行制御システムでは、約2mで設定した目標走行ラインに対して、平均20~30cmの誤差範囲で走行しながら転圧作業を行うことができた。しかし、走行制御のために必要な制御方法の構築に数年程度を要していた。そこで今後はAIを活用し、制御方法の構築時間を従来よりも大幅に短縮できるようにする。同時に制御の精度も高め、目標走行ラインでの誤差範囲を平均20cm以下に低減することを目標とする。

 2つ目が人と重機の接触災害を防止する「人検知システム」だ。既に開発済みの自律制御型振動ローラでは、稼働範囲の立ち入り禁止措置、監視人の配置、レーザーセンサーや緊急停止ボタンによる安全対策を施している。今回の開発では、AIを活用してカメラ画像から「重機進行方向の指定区域に侵入する可能性がある人」のみを判断し、状況に応じて直ちに重機が停止する機能を開発する。

 こうしたシステムはローラ以外のさまざまなタイプの重機にも応用可能な技術として開発する方針である。今後は2017年度に自律制御型ローラにAIシステムを組み込み、2019年度に実証試験の実施してシステムを完成させる。その後さまざまなタイプの重機に開発したシステムを展開する計画だ。

最終更新:5/15(月) 6:10

スマートジャパン