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タイ 17年新車販売、5年ぶり前年超も 景気回復期待で1~3月好調

SankeiBiz 5/16(火) 8:15配信

 タイの新車市場が活況だ。タイ工業連盟(FTI)によると、2017年1~3月期の新車販売台数は前年同期比15.9%増の21万490台に達した。同国は景気回復が見込まれ自動車需要が高まるなか、メーカー各社は積極的に新車を投入しており、販売台数は3カ月連続で2桁成長が続いている。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 3月単月の販売台数は前年同月比16.7%増の8万4801台だった。内訳は、乗用車が同40.9%増の3万3482台、ピックアップトラックが15.8%増の3万5826台などとなっている。

 FTIのスラポン広報担当は販売好調の背景として、農作物の価格上昇による農家の収入増や、タイ政府がインフラ支出を加速させ景気の先行き期待感が広がっていることなどを挙げる。今後について、4月は休日が多かったため販売台数が落ち込む可能性があるとしながらも、5月以降は持ち直すとの見通しだ。FTIは、17年通年の販売目標を前年比4.1%増の80万台としている。

 同国の新車販売は、12年末に新車購入優遇制度が終了し、その後の景気低迷などにより、13年から前年割れが続いている。16年は前年比3.9%減の76万8788台だった。今年は5年ぶりの前年実績超えが期待される。

 滑り出しは順調だ。首都バンコクで3月27日から約2週間にわたり開催された「第38回バンコク国際モーターショー」での受注件数は約3万1000台に上った。来場者数は前年を上回る165万人だった。スラポン広報担当は、今後、モーターショーでの受注が販売台数を押し上げるとみている。

 受注台数をメーカー別にみると、大衆車部門の首位がトヨタで5465台、次いでホンダ(5279台)、マツダ(3419台)、いすゞ(2974台)、米フォード(1868台)の順だった。高級車部門は、独メルセデス・ベンツが2090台でトップ、独BMWが1273台で続いている。(シンガポール支局)

最終更新:5/16(火) 8:15

SankeiBiz