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浦和6発奪首!槙野 母に贈る今季初ゴール「前夜に夢で見てた」

スポニチアネックス 5/15(月) 6:00配信

 ◇明治安田生命J1第11節 浦和6―1新潟(2017年5月14日 デンカS)

 V奪回をノルマに掲げる浦和がアウェーの新潟戦に6―1と圧勝し、首位に返り咲いた。日本代表DF槙野智章(30)が母の日に母・令子さん(58)にささげる今季初ゴールを決めるなど攻守で相手を圧倒。公式戦の連敗は3でストップ、鹿島戦での侮辱発言によりDF森脇良太(31)が2戦出場停止になるなど逆風にさらされていたが、一気に吹き飛ばした。

 カンフー映画のような豪快なシュートが勝利を決定づけた。前半31分、DF槙野がジャンプしながら柏木のFKに右足を投げ出すとGKより一瞬早くボールに触れた。「前夜、ゴールを決める夢を見たんです。正夢でしたね。柏木選手とは15歳から共にやってますから」。長い年月で培われたあうんの呼吸。FKの弾道を読み切った一撃はラッシュを加速させた。

 次の瞬間、右手を受話器に見立てて耳に当てるパフォーマンスを披露した。母の日。槙野は「母に感謝の気持ちを存分に出していこうと。試合前“広島で見てる”と言っていたのでピッチから実家に電話しようと。伝わってたらいいんですけど」と笑った。11日に誕生日を迎え、30歳で迎えた最初の試合。充実した三十路に突入し、母への感謝があふれ出た。

 毎年、母の日には造花を贈っていた。朝から晩まで働くキャリアウーマンの母・令子さんを気遣い、枯れない花を届けていた。ところが「造花なのに水をあげてたみたいなんです。だから今年は奇麗な花を贈りました」と槙野。今年は約5万円を奮発し、生花を届けたという。待望の今季初ゴールと3戦ぶりの勝利を届け、最高の母親孝行となった。

 負の連鎖も一気に断ち切った。公式戦は3戦連続無得点の3連敗を喫し、リーグ戦首位から陥落。鹿島戦の侮辱発言によりDF森脇が2戦出場停止処分を受けていた。「ネガティブな空気を打破するには結果で示すしかなかった」と槙野。この日も前半2分で失点。だが、4分後に武藤が相手最終ライン裏に抜け、チームとして公式戦4戦ぶりのゴールを決めると、オフェンス陣が一気に呪縛から解き放たれた。

 「ここ数試合なかった連係、得点につながるプレーが出せた」(槙野)。うっ憤を吐き出すかのようなゴールショーは6得点を重ね、今季の総得点は早くも30点に。鹿島との直接対決に敗れ、明け渡した首位の座にも1試合で返り咲いた。武藤は「もうこの座を渡さず、突っ走りたい」と言った。対新潟は06年7月を最後に17勝5分け。不敗神話が宿る地で息を吹き返した。

 ≪興梠 歴代10位108ゴール≫浦和が6―1で大勝。浦和のJ1での1試合最多得点は7得点(5回)で、6得点以上は通算11回目。新潟戦での6得点は初(従来の最多は5得点)。これでリーグ戦の対新潟戦は06年から22試合連続不敗(17勝5分け)となった。

 FW興梠のゴールはJ1通算108得点目。柳沢敦(鹿島、仙台)と並んで歴代10位にランクされた。興梠のシュート決定率(総得点÷総シュート数)は・232。J1通算得点10傑では佐藤寿人(現J2名古屋=・226)を上回り歴代最高だ。

最終更新:5/15(月) 6:00

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