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高卒ドラ1トリオ明暗 「上原、菅野級」の楽天・藤平、故障続きの西武・今井&ヤクルト・寺島…

夕刊フジ 5/15(月) 16:56配信

 開幕から1カ月半。高卒ドラフト1位トリオが明暗を分けている。

 楽天・藤平尚真投手(横浜)、西武・今井達也投手(作新学院)、ヤクルト・寺島成輝投手(履正社)の3人のうち、評価が急騰しているのがキャンプから順調の藤平だ。

 イースタン・リーグ7試合で1勝0敗、防御率2・18。2度対戦し4月22日に初勝利を献上したヤクルト・高津2軍監督は「左打者の内角へ、コントロールミスがほとんどない。あそこまでしっかり投げられるのは、1軍でもなかなかいない。上原(カブス)、菅野(巨人)級だ」と大絶賛する。

 もっとも、梨田監督は「成績がいいことはわかっているけど(早期1軍は)考えたこともない」とじっくり育てる方針。与田投手コーチも「戦力として見ているし、チャンスは十分あるけど、現段階で1軍のローテーションをいじる必要はない」と無理をさせるつもりはない。

 一方、ともに2月の1軍キャンプを離脱した今井と寺島は再び故障し、次回登板のメドも立っていない。

 キャンプ3日目に右肩痛で離脱した今井は、4月15、25日にイースタンで登板し最速151キロを計測。ところが再び右肩を痛め、潮崎2軍監督は「前に痛めた所とは違うと聞いているけど、しばらく時間はかかりそうだね」と表情を曇らせた。

 「いいところは真っすぐが速いところだけど、まだ覚えなければいけないことが山ほどある」と課題も多い。

 キャンプで左足内転筋を痛めた寺島は、4月29日のイースタン・横浜DeNA戦で初登板し1イニングを抑えるも、今月6日のロッテ戦を左肘不安のため回避。

 高津2軍監督は「球速は出ても145キロだけど、球の質は一級品。キレと制球力で勝負できる。無理をすれば投げられるけど、“積極的休養”を取らせている」と慎重を期している。

 現段階では藤平が大きくリードしているが、ルーキーの起用はチーム事情次第。下位に沈んだチームは若手への切り替えが早く、楽天のように優勝争いをしているうちは若手を起用しづらい。いち早く1軍デビューを勝ち取るのは誰か。 (塚沢健太郎)

最終更新:5/15(月) 17:07

夕刊フジ