ここから本文です

機動隊員、はさみで市民排除 辺野古新基地建設

琉球新報 5/15(月) 12:54配信

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で15日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込む建設反対の市民らに対し、県警機動隊がはさみを取り出し、隣り合う市民同士が腰に巻き付けていたひもを切って排除した。大勢の市民と機動隊員がもみ合いとなっている混乱した現場で、警察側が刃物を使用したことに批判の声が上がりそうだ。
 ゲート前には市民ら約130人がゲート前に座り込んだ。午前8時40分ごろ、工事車両を基地内に入れるため、県警機動隊による市民の強制排除が始まった。複数の機動隊がはさみを持ち、強制排除されないようにと市民同士が腰に巻き付けて結んでいたひもを切った。その後機動隊員は一人一人を持ち上げるなどして排除した。
 排除が完了した午前9時10分から14分にかけて、砕石などを積んだトラック16台、クレーン1台、コンクリートミキサー車4台の計21台がシュワブ内に入った。この日の強制排除には県警の交通規制担当の警察官も加わった。市民らは「交通誘導を行うべき警察官が排除という実力行使をするのは初めてだ。権力の横暴だ」と批判の声を上げた。
 海上ではK9護岸区域にクレーンで砕石を投下し、重機で敷きならす作業が行われた。市民らは抗議船4隻、カヌー10艇で抗議した。午前9時半ごろ、カヌー10艇が浮具(フロート)を乗り越えたため、中城海上保安部によって一時拘束された。【琉球新報電子版】

琉球新報社

最終更新:5/15(月) 12:54

琉球新報