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ネクストエナジー、発電データの解析でO&Mを支援

スマートジャパン 5/15(月) 14:10配信

■メンテナンスコストの最適化と逸失利益回復

 ネクストエナジー・アンド・リソースは2017年5月9日、事業用太陽光発電所データの解析を行うことで、メンテナンスコストと収益回復額を「見える化」し、発電事業の売電収益を向上させるサポートサービスを発表した。現在メガソーラーを所有、運用する企業および金融関係などを対象に導入相談を受け付けている。

 同サポートサービスは、改正FIT法施行によりO&M(運用保守)の重要性が増すなか、インフラファンドやセカンダリー市場における発電所の資産価値向上と太陽光発電事業の円滑で長期安定的な運用を支援する新しいサービスだ。

 発電所に設置したストリング監視システムにより、蓄積した発電量や気象計などで取得したデータを解析することで、モジュール劣化の兆候や出力低下傾向を発見。発電事業収益を最大化する方策などの提案(コンサルティングレポート)を行うという。

 要点検箇所を絞り込むことで定期点検を省力化(ピンポイント点検)する他、除草や洗浄などの最適タイミングをアドバイスする。これらの提案を実行することにより、メンテナンスコストの最適化と逸失利益回復が期待できるとしている。

 現時点ではオプションだが、フィールドロジックの遠隔監視システムを使用することで、対応可能な設備環境であれば、不要なアラートメールと無駄な駆け付けを削減することが可能となり、コスト削減に寄与する。

 サポートサービスの提供にあたっては、発電所ごとの特性を把握して費用対効果を試算し、相談のうえで最適のサービスプランをご提案していく。同社によると、例えば10MW(メガワット)の発電所で買取価格36円/kWhの場合、サポートサービスを導入することで、従来型メンテナンス(パワコン監視+年1回定期全数点検)と比べ、20年間累計で約3億8千万円の収益回復効果(同社試算)が見込まれるケースもあるという。

 なおデータ収集や遠隔監視のための機器は、必要に応じて機器を提供する用意があり、現在計画中の発電所だけでなく既設稼働中の発電所にも容易にサポートサービスの提供が可能になる。この他、同社とフィールドロジック両社の専門的な知見をもとに、鹿島建設、鹿島建物総合管理と共同研究による実証実験も継続しているとした。

最終更新:5/15(月) 14:10

スマートジャパン