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大下剛史氏「巨人はセンターラインにメスを!」

5/15(月) 16:45配信

東スポWeb

【大下剛史「熱血球論」】 巨人が14日の広島戦(マツダ)に1―8で逆転負け。直接対決で連敗し、2位広島とのゲーム差は3に広がった。初回に先制しながらミスから同点に追いつかれ、救援陣が崩れて終盤に失点を重ねるというトホホな展開。本紙専属評論家の大下剛史氏は「センターライン」にメスを入れるべきとした。

センターラインが固まらないチームは勝てない。巨人の不安材料は少なくないが、とりわけ正二塁手探しは急務だ。中井には申し訳ないが、二塁手としての能力は一軍レギュラーを張れる水準にないと断じざるを得ない。

 この日は、3回一死二塁で菊池のイージーなゴロを後逸したことが同点につながった。私が驚いたのは、それ以前の準備姿勢だ。選手時代の私を含め、プロの二塁手は投手が投球動作を開始すれば、打者に対し体を正対して構えるのがセオリー。ところが、中井は左足を大きく引き、体は一塁方向を向いて、常に斜めに打者に対していた。あの体勢では、背中を向ける二遊間方向への打球反応は必然的に遅れてしまう。

 一塁への送球が浮き、簡単な併殺を取り損ねた場面もあったが、あれではコンビを組む遊撃の坂本もたまらない。守備の乱れは、攻撃全体のリズムも狂わせる。先制しながら最終的に一方的な展開で敗れたことも、無関係ではないだろう。

 若手の伸び悩みや故障、外国人枠の問題など、苦しいチーム事情は理解しているつもりだが、二塁手は守りのキーマンだ。「仕方なく」で選んでほしくはない。広島の強さも、センターラインの安定感にある。

 打開策を挙げるなら、クルーズの昇格。マギーの代わりの三塁手なら、村田がいる。クルーズの守備力と、打撃の勝負強さはやはり魅力だ。これといった候補が見当たらないのなら、力不足でもドラ1の吉川尚を抜てきする手もある。障壁はあるだろうが、現場の首脳陣には、そのぐらいの思い切った策を講じてもらいたい。

最終更新:5/15(月) 17:00
東スポWeb