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ドル/円はもみ合い、リスク警戒後退でもドル買いムード出ず

ロイター 5/15(月) 12:40配信

[東京 15日 ロイター] - 正午のドル/円は、先週末ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の113.37/39円だった。さえない米経済指標や北朝鮮を巡る地政学リスクの消化が進んだが、米金利が低位で推移しておりドル買いムードは強まらず、113円前半でのもみ合いが続いた。

朝方のドル/円は、100円超安で寄り付いた株価が下げを縮める中で、持ち直す動きとなった。商業決済の集中しやすい五・十日に当たることから「実需筋のドル買いが支えになりそう」(国内金融機関)といい、仲値公示を挟んで一時113.46円に上昇した。

先週末は米指標が予想を下回ったことでドル売りの流れとなったが「CPIはともかく、小売売上高は悪いとまではいえず、売られすぎではないか」(別の国内金融機関)との見方も聞かれた。

消費者物価指数(CPI)は前年比1.9%上昇と、伸びは前月の2.0%から鈍化し、2015年10月以来の低水準となった。一方、4月小売売上高は伸び率は市場予想の0.6%を下回ったが、前月比0.4%増だった。3月の数字は当初発表の0.2%減から0.1%増に改定された。

このほか「北朝鮮の今回のミサイル発射ネタはひとまず消化し終えた印象」(国内金融機関)とされ、下値リスクは後退してきているもよう。

ただ、トランプ米大統領による連邦捜査局(FBI)長官の電撃解任の余波への警戒がくすぶるほか、米10年債利回りが前週末に低下して以降、低い水準での推移が続いており「積極的にドルを買い上がっていくムードではない」(邦銀)という。

最終更新:5/15(月) 19:36

ロイター