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鬼平犯科帳のサブタイトル文字150点 中之島図書館で「竹内志朗」展

産経新聞 5/15(月) 7:55配信

 大阪出身の手書き職人、竹内志朗さん(83)が手がけた人気時代劇「鬼平犯科帳」のサブタイトル文字を一堂に集めた「竹内志朗手書き文字展」が、大阪市北区の府立中之島図書館で開かれている。コンピューターが主流の現在も、竹内さんは手書き文字にこだわりを持ち、舞台背景のデザインも担当するなどバリバリの現役だ。20日には講演会が行われ、これまでの仕事に関するエピソードなどを語る。

 竹内さんは、中学生の頃から舞台装置のデザインを描き始め、昭和31年に開局した大阪テレビ放送(現・朝日放送)などで番組タイトルやテロップを製作する仕事を担当。長年、大阪のテレビ文化を裏方として支えてきた。

 これまでに手がけてきた番組タイトルは、「新婚さんいらっしゃい!」や「探偵!ナイトスクープ」「プロポーズ大作戦」など人気番組も多い。仕事は他局にまで広がり、時代劇やニュース、そして、映画、舞台など精力的にこなしてきた。しかし、近年は番組タイトルやテロップはコンピューター処理が主流になり、手書き文字の存在を知らない若手プロデューサーが増えているという。

 展示会では、昨年12月に番組が終了した「鬼平犯科帳」に注目。竹内さんが28年間にわたって手がけてきた番組タイトルやサブタイトル約150点を、本館2階レンタルスペースにずらりと並べている。サブタイトルの中には「雨の湯豆腐」「猫じゃらしの女」「のっそり医者」など謎めいたものもあるが、同館担当者は「タイトルから番組の内容を思い出して、盛り上がってほしい」と話している。

 竹内さんは「一人でもいいから、手書き文字の良さを見直してもらえたら」と話し、20日の講演会について「役者さんの話や字を書く際の心構えなどを話したい」と意気込んでいる。

 展示は30日まで。無料。午前9時~午後8時(土曜は午後5時まで、日・祝休館)。講演会は午後2時から(定員30人、予約制、無料)。問い合わせは同館(電)06・6203・0474。

最終更新:5/15(月) 7:55

産経新聞