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北がミサイル発射 新型か、高度2000キロ超30分飛行し日本海に落下

産経新聞 5/15(月) 7:55配信

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮は日本時間の14日午前5時28分ごろ、北西部の亀城(クソン)付近から東北東方向に弾道ミサイル1発を発射した。日本政府によると、約30分間、約800キロを飛行し、日本海に落下した。稲田朋美防衛相は「高度が2千キロを超え、新型だった可能性がある」と述べた。実際の射程はグアムの米軍基地を収める4千キロを超えるとの分析もある。

 韓国で対北融和路線を掲げる文在寅(ムン・ジェイン)政権が10日に発足したばかり。また、この日は北京で開催の経済圏構想「一帯一路」の国際会議の開幕日にも当たる。対北圧力を強めるトランプ米政権に加え、中韓を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。

 文大統領は14日、国家安全保障会議(NSC)を初めて招集。「朝鮮半島と国際的な平和への深刻な挑戦行為だ」と非難した。

 米太平洋軍は「大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではない」との見方を示した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は4月29日以来。ミサイルは朝鮮半島沖約400キロのロシアに近い海域に落下。日本の排他的経済水域(EEZ)の外側で、船舶などへの影響は確認されていない。

 亀城付近では数日前から発射の兆候があり、日米韓当局が警戒していた。北朝鮮は2月、同付近から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を改良した中距離弾道ミサイル「北極星2」を試射。3月以降も5回にわたり弾道ミサイルを発射したが、3月6日の4発を除いて失敗とみられている。

最終更新:5/15(月) 11:25

産経新聞