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続く北の挑発に米、圧力強化呼びかけ 現行方針を当面維持

産経新聞 5/15(月) 7:55配信

 【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスは13日、北朝鮮の弾道ミサイル発射に関して声明を発表し、国際社会に「対北朝鮮制裁の一層の強化」を呼びかけた。トランプ政権は、今回のミサイル発射が米本土への直接の脅威とならなかったことを受け、北朝鮮の後ろ盾である中国を通じて金正恩体制に圧力をかける現行方針を当面維持する立場を示したといえる。

 声明は「北朝鮮からの深刻な脅威をにらみ、(日韓など)同盟諸国への強固な関与を維持する」とした。声明はまた、「ミサイルは日本よりロシア領に近い地点に着弾した。ロシアが快く思っているとは想像できない」と指摘し、ロシアにも対北問題の当事国として関与の強化を求めていく姿勢を示唆した。

 中国による説得や圧力にもかかわらず北朝鮮がミサイル発射を強行したことで、米国内では今後、中国が本当に北朝鮮に影響力を行使できているのか疑問を呈する声が浮上してくる可能性がある。

 ただ、米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は11日、上院情報特別委員会の公聴会で中国による北朝鮮への説得は「最も生産的な方策の一つ」と述べた。

 一方、CNNテレビによると北朝鮮情勢への対応などで西太平洋に展開している原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群は、横須賀での修理を終えた原子力空母ロナルド・レーガンを中心とする第5空母打撃群と近く任務を交代する見通し。米海軍は、空母打撃群を朝鮮半島近海に常時展開させることで北朝鮮への軍事的圧力を維持する方針とみられる。

最終更新:5/15(月) 7:55

産経新聞