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北ミサイル 岸田外相、韓国の対話牽制「圧力を」

産経新聞 5/15(月) 7:55配信

 北朝鮮が新型とみられる弾道ミサイルを発射したことを受け、政府は北朝鮮に対する国際的圧力の強化を関係各国に働きかける方針だ。特に、10日に就任した韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は南北対話に前向きな姿勢を示しており、性急な融和策を押しとどめたい考えだ。

 「北朝鮮とは対話のための対話では意味がなく、今は圧力をかけていくことが必要であることを確認した」。岸田文雄外相は14日、外務省で記者団に対し、韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相との電話会談の内容をこう説明した。

 文氏は就任後も南北首脳会談のため平壌(ピョンヤン)に行くことに前向きな発言を行っている。岸田氏はわざわざ「対話のための対話」を戒めることで、北朝鮮の挑発行為が続いている状況で対話は時期尚早であることを念押しした。

 日本政府内には、再三にわたる国連安全保障理事会決議や、米中などの挑発行為の自制要求にもかかわらず、北朝鮮がミサイル発射を強行し続けることにいらだちが募っている。このタイミングで文氏が対北圧力の輪から離脱することは避けたい考えだ。

 日本政府の危機感は、国民への積極的な情報提供にも表れた。菅義偉官房長官が最初に記者会見を行ったのは弾道ミサイル発射から約1時間後の午前6時半過ぎで、韓国政府の公表よりも早かった。これに先立ち、菅氏は午前5時50分に首相官邸入り。安倍首相も午前6時41分に官邸に到着し、2回にわたり記者団の取材に応じた。

最終更新:5/15(月) 7:55

産経新聞