ここから本文です

陸自機、連絡途絶える=4人乗り、墜落か―北海道・函館周辺

時事通信 5/15(月) 13:52配信

 15日午前11時45分ごろ、陸上自衛隊北部方面隊所属の連絡偵察機LR2が、緊急患者の収容のため函館空港(北海道函館市)へ向かう途中、管制官との連絡が途絶えた。

〔写真特集〕航空自衛隊・次期輸送機「C2」

 防衛省によると、陸自隊員4人が乗っており、墜落した可能性もあるとみて捜索している。

 同省などによると、搭乗していたのは機長の高宮城効1等陸尉(53)、副操縦士柳田智徳3等陸佐(41)、整備員岡谷隆正2等陸曹(42)、同玉木宏伸3等陸曹(28)。患者は乗っておらず、陸路で搬送された。

 同機は、状態が悪化し専門治療が必要な患者を函館市の病院から搬送するため、北海道知事から災害派遣要請を受け、午前11時23分に札幌丘珠空港(札幌市)を離陸。同50分に函館空港へ到着して患者を収容する予定だった。

 管制官との交信は、着陸段階に入っていた同47分の連絡を最後に途絶し、同48分に函館空港の西約30キロの山中上空でレーダーから消えた。自衛隊や道警などは、北斗市の不二山と袴腰山の周辺を捜索している。

 交信では機体故障など異常の訴えはなく、飛行していた高度を超える山などの障害物は確認されていない。4月中旬の定期整備の際に、機体に異常はなかったという。

 道によると、天候不良で道のヘリを飛ばせないため、自衛隊に出動を要請した。気象庁によると、函館空港周辺は当時、弱い雨が降り、やや強い風が吹いていた。上空は風向きや風速が変わりやすい状態だった。

 陸自ホームページによると、LR2は米ビーチクラフト社製の双発プロペラ機で、「ハヤブサ」の愛称で呼ばれる。全長約14メートル、乗員は最大10人。連絡偵察を主な任務としているが、ストレッチャーも搭載し急患搬送にも使われる。 

最終更新:5/15(月) 20:34

時事通信