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<モネの池>ハートのコイが人気 「幸せになりたい」

毎日新聞 5/15(月) 18:43配信

 ハートのコイを探せ--。岐阜県関市板取、通称「モネの池」の人気が続いている。池には約30匹のコイが泳ぎ、このうち1匹は頭部の模様がハートマークに見える。訪れた人は「恋がかないますように」「幸せになりたい」と願って探す。

 白い体に、オレンジのハートの模様が目を引く。水面に姿をみせると、「いた、いた」と歓声が上がる。「いい恋がありますように」と笑顔で手を合わせる女性の姿もあった。

 ハートのコイは池を泳ぎ回る。水中に潜って草の陰に隠れ、泳いでいってしまい、姿が見えなくなる。しばらくすると、再び近寄ってくる。同県瑞浪市の保育士、保母美由紀さん(28)は「すぐに見つからなくて、じらされるなあと感じ、幸せをつかむのは簡単ではないという意味だと思った。あやかって幸せがきてほしい」と喜んだ。

 池は根道神社の参道脇にあり、長さ約40メートル、幅約7メートルで、地元の自治会が管理する。水源のわき水が美しく、底が白いため、透き通っている。池のスイレンが5月下旬に咲き始め、6月中旬~7月中旬に見ごろを迎える。地元の人以外にほとんど知られていなかった名もなき池は、2015年夏、一気に有名になった。インターネット上で、フランスの画家クロード・モネが描いた「睡蓮(すいれん)」の作品群に似ていると話題を集め、「モネの池」の名前がついた。1年前に放流されたハートのコイも人気に一役買う。関市板取事務所によると、観光バスツアーのコースに組み込まれ、16年には約21万人が訪れた。【中村宰和】

最終更新:5/15(月) 18:43

毎日新聞