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初勝利の稀勢の里、取組前にアクシデント「気が紛れて」

朝日新聞デジタル 5/15(月) 19:47配信

(15日、大相撲夏場所2日目)

 相撲は何が起こるか分からない。稀勢の里が土俵下で出番を待っていると、玉鷲との取組で敗れた照ノ富士の巨体が落ちてきた。しかも横綱が痛めている左上腕部に向かって。横綱たるもの、大げさによけるわけにもいかない。引きつけて引きつけて、稀勢の里は少しだけ右に上半身を動かした。それでもわずかにぶつかり、顔をしかめた。

【写真】稀勢の里(左)は寄り切りで隠岐の海を下す=恵原弘太郎撮影

 初日同様、生命線の左は使えないのか――。だが横綱は、その左で隠岐の海の右腹をグイと押し、バランスを崩させた。そのまま左を差して勝ち切った。「まあ、いろいろありますから。いいんじゃない? 気が紛れて」。初勝利の安堵(あんど)もあったのだろう、横綱は取組前のアクシデントをこう評し、報道陣を笑わせた。

朝日新聞社

最終更新:5/15(月) 23:57

朝日新聞デジタル