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【ヴィクトリアM】GI初勝利アドマイヤリード 快進撃はどこまで続く?

5/15(月) 21:50配信

東スポWeb

 14日、東京競馬場で行われた第12回ヴィクトリアマイル(芝1600メートル)は、6番人気の4歳馬アドマイヤリード(須貝)がルメールの鮮やかな手綱さばきに導かれてGI初勝利を飾った。桜花賞5着後は低迷していたが、今年に入って1→1→2→1着と上昇一途で古馬のマイル女王に。この勢いはどこまで続くのか? そして今後の見通しは? レースを振り返りつつ検証する。

 クリストフ・ルメールは仕事のできる男である。日曜の東京では11戦して4勝2着5回。80%以上の確率で連対を果たし、JRA600勝にも到達した。すべて上位人気馬とはいえ、スタート良し、道中の折り合い良しで直線の進路取りもソツがない。競馬は時に“お馬さんの運動会”と称され、不確定要素が満載な競技。その中でこれだけの高い確率で結果を出すのだから、やはり彼は卓越した心技体を持つ騎手である。

「今日はいっぱい自信があった。彼女は瞬発力がすごい。でも(使える脚は)短い。だから前半は我慢。4コーナーではミルコ(=クイーンズリング)が前にいて、道ができた。前走(阪神牝馬S)時と同じような道悪だったが、アドマイヤリードは小柄だから走る。直線では狭くなったが、余力が残っていたから」

 こう丁寧にレースを振り返ったルメール。今回は同馬と3回目のタッグ。すでにパートナーの長所も短所も、そして刻々と変化する馬場コンディションも的確に把握していた。直線では乾き始めた内めに導き、「一瞬の脚」の使いどころを待ってスマートレイアーとソルヴェイグの後ろで待機。わずかに隙間ができると小柄な馬体を滑り込ませ、ためにためた末脚を炸裂させる。出走馬で最も体重の軽い(422キロ)リトルプリンセスを完璧な手綱さばきでリードした。

 2015年天皇賞・春(ゴールドシップ)以来のGI勝利となった須貝調教師も破顔一笑で「ここ2週、彼にまたがってもらって調教を工夫してきたので自信はあったし、マイナス4キロは想定内。“いかに前半にリラックスして走らせるか”がテーマだったが、まさにその通りの競馬をしてくれた。松田博厩舎から転厩時はウチの調整に戸惑っていた面があったが、昨秋からは心身ともに安定。これからも女の子の戦いに顔を出すのでよろしくお願いします」と締めた。

 今後は未定だが、4歳を迎えてからのアドマイヤリードの快進撃を見ても、本格化を迎えたのは間違いのないところ。ここに円熟味を増すルメールの手綱が加わるのだから…このコンビのさらなる活躍は約束されていると言っていい。

最終更新:5/15(月) 21:50
東スポWeb

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