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蜷川幸雄さん“演出”継続中 市村正親、一周忌法要で「ダメ出しが残ってる」

デイリースポーツ 5/15(月) 14:55配信

 世界的演出家で昨年5月12日に80歳で亡くなった蜷川幸雄さんの一周忌法要が15日、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で営まれ、俳優・市村正親(68)ら約600人が出席した。

 会場は埼玉県芸術文化振興財団の芸術監督を務めた蜷川さんが数多くのシェクスピアの舞台などを上演した場所。この日は著書の言葉が刻まれたメモリアル・プレートの除幕式も行われた。

 プレートに刻まれた「最後まで、枯れずに、疾走するジジイであり続けたい」という言葉に市村は「今のぼくに対するダメ出しかな」と思いをかみ締めた。7月13日から同所で上演する「NINAGAWA・マクベス」(同29日まで)は2015年に蜷川さんの演出を受けた演目の再演。台本には蜷川さんから受けた指摘を書き込んでおり「稽古のダメ出しが残ってるんですよ」と現在でも蜷川演出を受け続けている気持ちであることを明かした。

 蜷川さんは厳しい演出で知られたが、市村は「萎縮しちゃって、やれる演技もやれない、みたいなところもあったけど、“脅迫”が無くなって自由にできる気配は感じてる」と笑わせる一幕も。プレートが稽古場の正面にあるため、出てくると蜷川さんに出くわす形になるが「ハッとなるよね」と苦笑いしていた。

 除幕式には蜷川さんの妻・宏子さん(76)も出席。「彼は本当に幸せな人。身内だけじゃなく、市村さんやたくさんの方に(思いが)バトンタッチされてすごく幸せです」と感謝した。この日は嵐の松本潤(33)、俳優の大和田伸也(69)、田山涼成(65)、勝地涼(30)、女優の白石加代子(75)、鈴木杏(30)ら蜷川さんにゆかりのある俳優が駆けつけた。

最終更新:5/15(月) 15:17

デイリースポーツ