ここから本文です

<特定秘密保護法>「文書廃棄もっと慎重に」有識者意見聴取

毎日新聞 5/15(月) 22:45配信

 政府による特定秘密保護法の運用をチェックする衆院情報監視審査会は15日、有識者3人から意見を聞いた。特定秘密を記録した文書の廃棄について、慎重な対応を求める声が相次いだ。

 ジャーナリストの春名幹男氏は「特定秘密は基本的に廃棄されるべきではない。文書廃棄はもっと慎重であってほしい」と述べ、重要な文書が捨てられないように、廃棄の際に現代史の専門家の意見を聞くことを提言した。

 NPO法人情報公開クリアリングハウス理事長の三木由希子氏は、廃棄の判断が妥当にできるような仕組みづくりを訴えた。さらに秘密指定されたまま文書が保存期間満了を迎えて捨てられることで「文書は存在しないが秘密指定は継続する特定秘密が増加することになる」と指摘した。

 元内閣情報官の三谷秀史氏は、政府側が審査会に十分に情報を提供していないと指摘し、審査会が政府側と信頼関係を強めるよう求めた。

 審査会は通常、特定秘密を扱うことを前提に非公開としている。15日は審査会が2016年分の年次報告書を3月に公表したことを受け、運営の在り方について意見を聞く内容だったため公開した。【青島顕】

最終更新:5/15(月) 22:45

毎日新聞