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30カ国首脳が協力合意=中国主導の枠組み定例化―「一帯一路」会議閉幕・北京

時事通信 5/15(月) 20:41配信

 【北京時事】中国主導のシルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議が15日、30カ国首脳による共同声明を採択し、2日間の日程を終えて閉幕した。

 一帯一路をテーマにした初めての首脳会合で、構想実現に向けて経済協力を強化することで合意。会議の定例化を決め、中国を中心とする新たな国際秩序の構築が始まった。

 共同声明は「アジアと欧州をつなぐとともに、アフリカや中南米など他の地域にもオープンとする」と強調。経済協力を通じ、地球規模で各国を取り込んでいきたい中国の意向が反映された。「中国の覇権主義」との警戒感も強まりそうだ。

 習近平国家主席は閉幕後の記者会見で「各国の意見を集約し、一帯一路構築の方向性が明確になった」と満足げに宣言。協力の行程表を策定したことを明らかにした。道路や鉄道、港湾などのインフラ整備にとどまらず、貿易活性化、金融協力も進める。

 会議では、270以上の項目を盛り込んだ成果文書もまとめられた。中国が受注したインドネシアの高速鉄道建設向けの融資契約や、中国とタイの原子力協定など、具体的な協力が列挙された。

 北京市内で開かれた初日の会合には100カ国以上の代表が参加。日本からは自民党の二階俊博幹事長らが出席した。2日目はロシアのプーチン大統領ら首脳だけを郊外のリゾート地に招待して開催。首脳派遣で会議の「権威付け」に協力した国に配慮した形だ。

 第2回会議は2019年に開催する予定。その後も隔年で開かれるとみられ、先進7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)などの首脳会議に、中国が議長を務める新たな枠組みが加わった。 

最終更新:5/15(月) 21:11

時事通信