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ハハーッの日や!阪神、福留様の4番V撃で3年ぶり貯金10

サンケイスポーツ 5/15(月) 5:00配信

 (セ・リーグ、DeNA2-4阪神、6回戦、阪神5勝1敗、14日、横浜)さすが4番や!! 阪神・福留孝介外野手(40)が2-2の九回、右前へ適時打を放ち、接戦に決着をつけた。DeNAに2連勝し、2014年8月21日以来、3年ぶりとなる貯金10に到達だ。勢いだけじゃない。母の日に感謝とともに示した虎の強さは本物や!!

 お母さん、ありがとう。グリップを握る手に自然と力がこもった。感謝の思いを詰め込んだ打球が右前に弾む。一塁に走りながら、気がつけばほえている自分がいた。

 「いい母の日になって、喜んでもらえたらいいんじゃないかな。きょうチャンスで打てていなかったので。最低限なんとかしてランナーを進めようと思っていました」

 接戦にケリをつけたのは、やはり頼れる4番だった。DeNAの守護神、パットンが投入された2-2の九回。今季初スタメンの大和が先頭で左前打。糸井が四球を選び、めぐってきた好機だった。カウント1-1。低めの変化球をうまく右前へ運び、二塁から大和を生還させた。

 確かな感触はあった。四回先頭の中飛、六回二死二塁での右飛としっかりとらえていたが、逆風もあってフェンスを越えるどころか、得点につながらない。「気分転換」と白木のバットから、少し軽めの茶色のものに替えて臨んだ打席での決勝打。「何とか一本出てよかった」と、珍しくガッツポーズをみせた。

 幸せを届ける-。母・郁代さんとの“約束”を守った。「母の日」。ピンクのリストバンドをつけた選手もいた中、福留は妻・和枝さんと一緒に鹿児島の実家に胡蝶蘭を送った。「友達との遊びやゲームなど、すべて我慢して、野球ばかりしていた」という幼少期。早朝から夜間練習まですべてに耐えられる体を支えてくれたのは母が作ってくれた、おにぎり弁当だった。から揚げに卵焼きなど、飽きないようにおかずを変えてくれた母の味は忘れない。

 胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」「純粋な愛」。郁代さんはこの日、福岡県内での結婚式に出席していたため、試合を見ることはできなかったが、スポーツニュースを見て、大喜びしていた。

 先発・藤浪が一回にいきなり2失点と肝を冷やしたが、二回に鳥谷の適時打、北條の犠飛で追いつくなど、打線の反発力が違う。投手陣が粘って、最後に打率・314の4番が決める。勢いだけでなく、接戦を勝ち切る強さが備わってきた。

 貯金は3年ぶりに「10」に到達。日曜日を6連勝(6勝1敗)とした金本監督は「とにかく気を抜かないことですね。自分たちの勝ち方をするというのが目標。貯金はどんどん増やしたい」と意欲を燃やすとともに「日曜日勝って、月曜日、いい休みにしてほしい」と虎党にも伝えるように言葉をつむいだ。

 2位・広島とは1・5ゲーム差を保ったまま、16日から中日、ヤクルトという下位との戦いになる。福留はチーム内の雰囲気について「すごく明るくて、いい雰囲気でやっているので、これを続けていければいい」とうなずく。12年ぶりのリーグ優勝へ、白星街道はまだまだ続きそうだ。

最終更新:5/15(月) 5:00

サンケイスポーツ