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東芝会見詳報(3完)「今の事態の収拾に向け、がんばりたい」

産経新聞 5/15(月) 17:41配信

 --巨額損失の調査の方は、継続中ということだが、過去部分の調査は、年度末決算で、独立監査人のPwCあらた監査法人が必要といったら改めて調査を行うのか

 綱川智社長「できるだけ協力していく」

 --その場合、期限内は難しいと思うが

 「そのへんは、期限があるので、話し合いで協調して進めたい」

 --法的整理の考えていないのか

 綱川社長「毀損した財務基盤の改革に専念している。法的整理を検討する余裕はない」

 --米原子力子会社のウエスチングハウス・エレクトリック(WH)は非連結化したが、再生の状況と見通しを

 綱川社長「米電力会社スキャナとサザン・カンパニーが計画の再評価を行っており、暫定の合意を進めている。期限は4月28日だったが、さらに検討が必要で、6月に遅れている。ただ、両社のとの話し合いは順調で、延長した期限で契約を締結できる」

 --東芝が目指すべき姿として、社会インフラでどうやって稼ぐか。中長期的な見通しは

 綱川社長「今現在、いろいろな対策をしている。構造改革の結果、過度の成長を目指すよりも地道な施策によって、完了していく」

 --監査法人と協調するということだが、変更はしないということか

 綱川社長「28年度3月期はPwCとやっていこうということ。来期についてはまだ決定していない。監査委員会が何か決めたとは聞いていない」

 --監査法人を変更しないということだが、それで、いつごろ決算を発表するのか

 綱川社長「早期に、発表できるように、努力する」

 --時間をかければ、きちんとした発表できるという自信があるということか

 綱川社長「そのように努めていく」

 --メモリー事業の売却が29年度中に完了しない場合のプランBは検討しないのか

 綱川社長「基本的に、当方の正当性を説明して、ひきつづき売却を進めて行きたい」

 --検討が必要な事態になった場合はどうするのか

 綱川社長「そのあたりも含めて、考えていきたい。そういう事態は生じないと考えている」

 --これから時間がかかる中、ちゃんと監査意見をもらおうと考えているのか。それともどこかのタイミングで調査を打ち切るのか

 綱川社長「監査意見をいただけるように、協力して進める。今の時点で打ち切ることはない」

 --半導体に関して、WDとどこかで和解を合意しないといけない。どういう方針で、どういう話をするか

 綱川社長「決裂したというわけではなく、話し合いを継続するということだった」

 --いつごろまでに結論を出す

 綱川社長「できるだけ早く」

 --監査について確認したい。現状、第3四半期で完了した調査を第4四半期に入って、もう一度やっているということか

 平田政善専務「第3四半期の時点では、監査委員会の調査を結論をまとめた。監査法人のPwCあらたの評価が終わっていない。評価というのは、あらたが一方的にやるのではなく、当社への質問をしながら評価が進んでいくので、共同で進めている。評価が遅れているので、決算が遅れている。申し訳なく思っている」

 綱川社長「特段、問題はないと思っているし、あらたから改めて、おかしいと伝えられているわけではない。鑑査法人がきちんと評価するのが監査手続きなので、監査法人のご意向に沿って進めていきたい」

 --(有価証券報告書の提出期限の)6月末に向けて、間に合わないという可能性は

 綱川社長「そうなることはないように、協調していきたい」

 --29年度の見通しについて、メモリー事業がなくても新生東芝は最終利益がプラスということでいいのか

 綱川社長「そういうことでいいと思います」

 --社長、このような事態を招いて、ご自身の進退はどう考えるか

 「責任を感じているが、進退は、指名委員会の決定に従っていく。今は事態の収拾に向けてがんばりたい」

 会見は1時間弱で終了した。綱川社長は終始、語気を強めることもなく、記者の質問に答え続け、会場を後にした。

最終更新:5/15(月) 18:26

産経新聞