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ブラジル全国選手権2017。第1節フラメンゴ対アトレチコミネイロ

MEGABRASIL 5/15(月) 9:05配信

個人技の応酬も復活!?

ブラジルサッカー連盟(CBF)が運営するブラジル全国選手権(カンピオナート・ブラジレイロ、またはブラジレイラォン)、2017年のシリーズが5月13(土)に開幕した。

ブラジルでは世界でも珍しく、ふたつの国内リーグを戦う。州選手権と全国選手権だ。すべてのチームが両方に所属しているわけではないが、名前の知れたほとんどの一流チームは、これらふたつのリーグ戦を戦っている。

1年の最初の半分(1~5月)を州選手権、そして後半(5~12月)を全国選手権に充てているため、全国選手権の開幕は、日本のJリーグより約2ヶ月遅く、例年5月中旬に開幕している。

全国選手権のセリエAでは、20クラブが戦うので、各節10試合行われるが、13日(土)に行われたのは、フラメンゴ対アトレチコミネイロ戦と、コリンチャンス対シャコペエンセ戦の2試合。7試合が翌日曜日に行われた。

13日(土)に行われたフラメンゴとアトレチコミネイロの試合が行われたのはフラメンゴのホーム、マラカナンスタジアム。誰もが知っているブラジル最大のスタジアムだ。

メインスタンドの一部は空いていたが、それ以外は上部までほぼ埋まっており、ほとんどが赤いフラメンゴのユニフォームを着た人たちだったがずいぶんと入っている印象を受けた。最近、チチが監督に就任して以来急激にセレソン(ブラジル代表)が強くなっているので、ブラジルにおけるサッカー全体の人気も復調しているのではないだろうか。これはとてもうれしいことだ。

筆者が以前ブラジルに住んでいた頃に応援していた、馴染みの選手もけっこういた。

ホームのフラメンゴには、コリンチャンスで活躍し2012年の日本で行われたクラブワールドカップの世界一にも貢献したゲレーロ(FW)、そして2011年当時のサントスでは準レギュラーだったパラー(SB)がいた。

一方のアトレチコミネイロは盛りだくさんだった。サントスの若きエースだったホビーニョ(FW)を筆頭に、W杯でもセレソンの常連だったフレッジ(FW)、コリンチャンスで活躍しセレソンにも選ばれていたエリアス(MF)、そしてGKはセレソンの常連でグレミオで活躍していたヴィクトールといった大御所揃いだった。

試合は、前半ややホームのフラメンゴが優勢だったが、ほぼ互角のいい勝負だった。

フラメンゴでは、CFのゲレーロの存在感は相変わらずすごかったが、私が驚いたのは、右SBのパラーにずいぶんボールが集まっており、いい動きをしていたことだ。

私がよく試合を観ていたサントスにいた当時は、悪い選手ではないがそれほど目立つ働きはしていなかったと思ったが、この日は相当に攻撃の基点になっていた。またすごいロングスローも見せてくれていた。サントスの後にグレミオにも行っているはずだが、そこで相当に成長したのだろう。

一方のアトレチコミネイロだが、やはりどうしてもかつてぺダラーダで一世を風靡したホビーニョに注目してしまう。

しかし、ホビーニョは残念ながら期待したほどの活躍は見せてくれなかった。全盛期を知っている者としてはドリブルを見たいのだが、ドリブルはほとんど見ることができなかった。ボールを受けてもすぐパスしていた感じだ。完全にピークは過ぎていると思うが、お気に入りの背番号7番を背負い先発で使われているので、それなりの評価を受けているのだと思う。悪くはないと思うが、光るものは感じられなかった。しかし、久しぶりにホビーニョのプレイを見れたことは単純にうれしく思った。

この日、フレッジも決定的な仕事はできなかったが、存在感はホビーニョよりも上回っていた。同じFWでもタイプはまったく違うが、フレッジはCFとしての存在感があった。

エリアスはさすが仕事人だと唸らされた。ボランチというポジションからしてすごい運動量だった。いろいろなところに顔を出していた。圧巻は、ホビーニョ、フレッジとつなぎ、最後に2列目から出てきて見事にゴールを決めたところだ。さすが仕事人と唸らされてしまう。

アトレチコミネイロはそれだけでなく、ハファエロ・モウラとマイコスエウもいて、それぞれフレッジ、ホビーニョと交代して出場した。

試合は結局1-1で引き分けだった。

相変わらず、レフリーは、選手が倒れたらすぐ笛を鳴らしファウル取っていた。また、選手たちは随所に個人技も見せてくれていた。ブラジルサッカーはよくも悪くも健在だな、と思ったりした。

(文/コウトク)

最終更新:5/15(月) 9:39

MEGABRASIL