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藤井氏「市政に全力」「事件は事実無根」

岐阜新聞Web 5/15(月) 8:34配信

 「事件は事実無根。全力で市長職を全うしていく」。14日に告示された岐阜県美濃加茂市長選で、無投票で3選を決めた無所属現職の藤井浩人氏(32)は、選挙事務所に詰め掛けた支持者らに言い切った。今年1月の出直し選と同様、刑事裁判の決着が見えないまま、藤井市政は2期目を迎える。在任中に失職のリスクを抱える藤井氏の3選に対し、市民らの受け止め方はさまざまだ。
 当選を決めた藤井氏は記者団に「(事件に)後ろめたいことはない」ときっぱり。「裁判を抱えていることに変わりないが、弁護団に控訴審は間違っていると断言してもらっている。自分の主張をしっかりと市民に発信していかなくは」と述べた。
 無投票3選について、藤井氏を支持する保守系市議は「1月の出直し選と違い、今回は法廷闘争とは切り離し、1期目4年間の評価と今後4年間の市政のかじ取りを認めたことが無投票という形になった」と分析。一方、対抗馬擁立を断念した市議会最大会派会長の高井厚市議は「藤井氏の行政手腕を認めていないわけではないが、失職という可能性を抱えていることが気掛かり。裁判の行方を見守るしかない」と語った。
 裁判を抱えながら市長を続けることに、市民の反応も一様ではない。市内の男性(70)は「有罪判決が確定しない限りは任せていい」と支持。20代女性は「藤井さんは(市長職を)頑張っていると聞くが、続けるべきかどうかは分からない。そもそも前回の出直し選を行う必要があったのか」とすっきりしない様子。今回、対抗馬がいなかったことに別の男性(78)は「みんな政治への関心がなくて情けない」と冷ややかに話した。

岐阜新聞社

最終更新:5/15(月) 9:07

岐阜新聞Web